壊れてしまった洗濯機はどのようにして処分すべきでしょうか。粗大ゴミなのか、それとも別に廃棄方法があるのか……悩みどころです。
そこで、洗濯機の処分方法と注意点についてご説明します。
洗濯機は自分で廃棄できる?
一般家庭や事務所が捨てる洗濯機と衣類乾燥機は特定家庭用機器廃棄物とされ、家電リサイクル法によって処分の仕方が定められています。一般ごみとは扱いが異なりますので、以後の記事をご参照ください。
「家電リサイクル法」って何?
かつての日本では、一般家庭から排出される廃家電の多くは、一部の金属部品を回収していましたが、最終的には埋め立てされていました。
廃棄物を減らして、有用な部品や素材をリサイクルするために定められたのが「家電リサイクル法」です。
「家電リサイクル法」によって破棄する対象家電は洗濯機のほかにも、テレビ、冷蔵庫、エアコンなどがあります。
洗濯機の廃棄方法は4つ
[1]買い替えの場合、新たに洗濯機を買う販売店で引き取りを依頼します。
[2]処分のみの場合、処分する洗濯機を買った販売店に引き取りを依頼します。
[3]処分のみの場合で、処分する洗濯機を買った販売店が廃業や閉店などをしている場合や、その洗濯機が贈られたり譲り受けたもので店舗がわからなかったり、引越などで買った店舗から遠い時は、住んでいる地域によって廃棄方法が変わってくるので、自治体に問い合わせしましょう。
[4]自分で運搬が可能なら、近くの指定引取場所に直接持ち込むことも可能です。
洗濯機を廃棄するには〝リサイクル料金〟が必要
洗濯機を処分する時は、リサイクル料金の支払いが必要になります。また、販売店などに依頼すると、別途、収集や運搬料金を支払う場合もあるので、詳しくは引取する販売店に確認してください。
また、メーカーによってリサイクル料金が変わってきます。こちらから確認可能です。
【参考】一般社団法人家電製品協会|洗濯機はどうやって捨てるの?
〝指定引取場所〟ってどこ?
先ほどご説明したように、洗濯機は自分で〝指定引取場所〟へ持ち運んで処分してもらうことも可能です。自治体によってどこに持ち運ぶのかをいくつか例にあげてみます。
※こちらは2023年3月末時点でのデータです。引取先の名称・住所・電話番号が異なる場合があります
また、自分で持ち込む場合は、家電リサイクル券に必要事項を記載してリサイクル料金を振り込んでおくなど、事前の準備が必要となる場合があります。各自治体のホームページなどで確認しておきましょう。
北海道札幌市で廃棄する時の指定引取場所
・鈴木商会 新港南事業所
(住所)石狩市新港南2丁目3718-1(電話番号)0133-77-7251
・鈴木商会 札幌西事業所
(住所)西区発寒15条13丁目1-35 (電話番号)011-662-2211
・ロジスティード北日本 発寒物流センター
(住所)西区発寒10条12丁目2-20 (電話番号)011-666-9907
・ロジスティード北日本 清田物流センター
(住所)清田区清田2条3丁目3-20 (電話番号)011-884-1921
東京都世田谷区および周辺で廃棄する時の指定引取場所
・東南流通
(住所)世田谷区喜多見1-13-2 (電話番号)03-5727-1425
・調布清掃
(住所)調布市深大寺東町1-30-7 (電話番号)042-485-1166
・岡山県貨物運送 京浜支店
(住所)大田区平和島2-1-1京浜トラックターミナル10号棟 (電話番号)03-3762-8261
【参考】世田谷区|エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の処分方法
福岡県福岡市で廃棄する時の指定引取場所
・西鉄運輸 福岡支店
(住所)糟屋郡志免町別府北1-2-8(電話番号)092-626-8622
・久留米運送 福岡支店
(住所)糟屋郡粕屋町大字仲原2675(電話番号)092-611-2151
・西原商事 福岡西営業所
(住所)福岡市西区大字太郎丸799-1(電話番号)092-807-8855
【参考】福岡市|洗濯機・冷蔵庫・冷凍庫・エアコン・テレビ・衣類乾燥機の処分
洗濯機を廃棄する時の注意点
洗濯機の中に衣類やその他の異物があると、リサイクルの障害となってしまいます。なので、販売店などへの引き渡しや指定引取場所へ持ち込む時は必ず確認して処分しておきます(異物は指定引取場所では引き取りません)。
また、販売店などへ引き渡した時に受け取った家電リサイクル券の控えは、記載された番号で処分した洗濯機がメーカーなどで正しくリサイクルされたか確認ができるので、大切に保管しておきましょう。
【参考】一般社団法人家電製品協会|洗濯機はどうやって捨てるの?
※データは2023年6月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/山田ナナ