洗濯機を購入後、なるべく費用を抑えたいから自分で設置を検討している人もいるのでは。設置には様々な箇所を接続しなければいけませんが、その中でも〝アース線〟はどのような役割があるのでしょうか。
洗濯機のアース線ってなに? なしでも大丈夫??
洗濯機には緑色と黄色が混ざった線、もしくは緑色だけの線が付いています。これが〝アース線〟です。
洗濯機は家電の中でも水に触れる機会が多い製品。もし洗濯機が故障により漏電している場合、手が水で濡れやすい洗濯機で作業していると感電する恐れがあります。そこで重要となるのがアース線です。
アース線があることで、電気がアース線を伝って大地へと逃がす役割になっています。漏電による感電や火災から守ってくれるので、安全のためにもアース線の設置は必ず行いましょう。
アース線の取り付けは業者に依頼するのがおすすめ
洗濯機を設置するとなると、アース線を取り付けるだけではなく、排水ホース、給水ホースの取り付けも必要です。自分で行うとなると、時間や手間がかかってしまいます。なので、洗濯機の取り付けは業者に頼むことをおすすめします。
洗濯機の取り付けを業者に依頼すると料金はいくら?
洗濯機の取り付け作業の料金はいくらなのでしょうか。「レスキューラボ」で行った時を例にしてご紹介します。作業当時の料金なので、現在は価格が変わっている可能性があります。詳しい料金については、「レスキューラボ」にてお問い合わせしましょう。
基本料金 4400円
洗濯場 給・排水接続 2か所 1万600円
(合計) 1万5000円
【参考】レスキューラボ
自分で洗濯機のアース線を付ける場合
洗濯機に必要なアース線の付け方についてご説明します。アース線の取り付けを行う前には、必ずコンセントを抜いた状態で行います。
また、水に濡れた状態での作業は厳禁です。安全装置なので取り付けに少しでも不安がある場合は、必ず施工業者に依頼しましょう。
1.コンセントを差し込む穴のすぐ下に、アース専用のカバーがあるので、マイナスドライバーなどを使って開けます。
2.アース線の取り付けを行うネジがカバーの下にあるので、少し緩めます。ネジの頭がつぶれると使えなくなるので、適切なサイズのドライバーを使うようにしましょう。
3. 洗濯機のアース線の皮をむいて、銅線をむき出しにした状態で金属板のすき間に差し込みます。アース線を差し込んだら、ネジを閉めてアース線の取り付けは完了です。ネジをきつく閉めすぎるとアース線が千切れてしまうので注意します。
【参考】レスキューラボ|【自分でできる】洗濯機の設置は簡単3ステップ!
洗濯機のアース端子がない、届かない時はどうする?
洗濯機を設置したい場所によっては、アース線を繋げるアース端子がなかったり、届かないというケースがあります。
もし設置する家側にアース端子がない場合、取り付けには資格が必要です。必ずアース工事は電気工事店や家電販売店などの専門スタッフに依頼をしましょう。
また、アース線が届かない時は、長いアース線を家電量販店やホームセンター、通販などで購入して付け替えます。その際にも安全には十分配慮して、漏電などのトラブルが起きないよう、細心の注意を払って作業願います。
【参考】ノジマオンライン|家電製品のアース線は接続しないとダメ?
※データは2023年6月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/山田ナナ