渡航に欠かせないパスポート。海外に行く機会が少ない場合、いざという時にパスポートの期限が切れていることに気が付いて焦ることもあるだろう。そこで本記事では、パスポートの新規申請・更新手続き方法を解説する。2023年3月より開始されたオンライン申請の方法もぜひチェックしてほしい。
目次
国内から新規申請、更新の手続きの流れ
はじめに、国内からのパスポートの新規・更新手続きの流れを見ていこう。
パスポートの新規申請方法
新規申請の対象者となる条件と、手続きの流れは以下の通り。
【対象者】
・初めて申請する方
・パスポートを紛失して再発行する方
・パスポートがすでに有効期限切れの方
【申請に必要なもの】
・一般旅券発給申請書(10年または5年用) 1通:申請窓口で入手できる「手書き書式の申請書」もしくは、webに入力に対応している「ダウンロード申請書」が使用できる。
・戸籍謄本(全部事項証明書)の原本 1通
・住民票の写し 1通:必要となるのは、「1.住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望しない方」「2.住民登録をしていない都道府県(単身赴任先や就学先など)で申請したい方」。ただし、この2の場合、都道府県によって対応が異なるため、申請先のパスポートセンターで確認しておこう。
・証明写真(縦45mm×横35mm) 1枚:申請用写真の規格(縁なし、無背景、申請日前6か月以内に撮影したもの)
・本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
・(あれば)有効期限切れのパスポート:返納して、失効処理をしてもらう。
【新規申請手続きの流れ】
1.必要書類を揃える
2.住民票のある都道府県のパスポート申請窓口で申請する
3.パスポートを受け取る
パスポートの更新手続き方法
更新申請の対象者は、以下の通り。
【対象者】
・残有効期限が1年未満の方
・査証欄に余白がない、もしくは今の旅券のページ数を増やしたい方
【申請に必要なもの】
・一般旅券発給申請書(10年または5年用) 1通:手書き書式の申請書または、ダウンロード申請書
・住民票の写し 1通
・証明写真(縦45×横35mm) 1枚
・現在有効なパスポート
・戸籍謄本原本 1通(戸籍上の身分事項に変更があった場合)
【更新手続きの流れ】
1.必要書類を揃える
2.住民票のある都道府県のパスポート申請窓口で申請する
3.パスポートを受け取る
2023年3月からオンライン申請も可能に
2023年3月27日のパスポート制度改正によって、氏名変更や本籍地の住所変更があった場合を除き、すべての都道府県でオンラインの更新申請・一部地域で新規申請ができるようになった。ここからは、日本国内からのオンライン申請手続き方法を確認していこう。
2023年の法改正での変更点
法改正での変更点は、以下が挙げられる。
・パスポート申請時と受領で2回の来所が、オンライン申請では受領時の1回のみで手続きが可能に。
・一部の地域では、申請窓口へ戸籍謄本を原則郵送すれば、新規申請でも対応可能な地域もある。
・戸籍妙本の提出が廃止されて、戸籍謄本のみの提出で申請が可能に。
手続き方法
- 必要書類を揃えて滞在地域管轄の大使館または総領事館で申請する
2.事前準備
・パスポートのICチップ読み取り
・顔写真の撮影、登録
・自署の撮影、登録
3.申請データを入力して完了
4.在外公館の交付窓口でパスポートを受領
5.受付用2次元コード提示と手数料を納付。基本は現金払いだが、一部の在外公館ではクレジット納付も可能。
※データは2023年7月上旬時点のもの。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
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文/編集部
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