ユーキャンパスが発行している「大学生実情レポート」のvol.53において、大学生のChatGPT利用状況が調査されていたので、本稿では、その概要を紹介していきたい。
大学生のChatGPT利用の現状
まず現在の利用状況について調査した。その結果、4割以上の大学生がChatGPTを使ったことがあると回答しており、公開から約半年の新サービスとしては、浸透率が高いことがわかる。
一方、授業やレポートで使う学生は2割にとどまり、公的な状況での利用は少しハードルが高いようだ。
授業やレポートでの利用率が低い要因の一つが、大学本部からの規制がある。実際、今回の調査によると、半数以上の学生が大学または教授からの規制があると回答している。
では具体的にどのような規制・指示・ルールが出ているか? 学生の声を一部まとめてみた。
現時点で、肯定派の大学・教授と否定派の大学・教授に分かれており、判断は二極化している様子が推測できる。