■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪
子どもが生まれて、特に歩き始めるようになってから動画を撮影する機会が増えた。
これまではスマートフォンのビデオ機能で動画撮影していたのだが、どうしても悩ましいのがスマートフォンで撮影しようとするとどうしても子どもへの対応が疎かになってしまうのである。
そこで購入検討を開始したのがアクションカメラだったわけだが、様々な製品が発売されている私が最終的に選択したのが今回紹介する『DJI ACTION 2』という製品だ。
この製品、とにかくサイズが小さく、撮影していることを意識することなく動画が取れてしまうのだ。同じような悩みを感じている人はぜひ購入検討の参考にしてもらいたい。
『DJI ACTION 2』とは?
『DJI ACTION 2』は2021年10月に発売されたモジュール設計を採用したレンズ一体型カメラである。
一番の特徴は、モジュール設計を採用することにより4K 120p対応でありながらサイズは39×39×22.3 mm、重量わずか56gと驚くほどコンパクトなサイズとなっている点だ。
様々な身に付け方を可能にすることで、本当に撮影したかったシーンを動画に納めることが可能になる製品である。
『DJI ACTION 2』の特徴
ここから実際に使用した実感も踏まえて特に紹介したいポイントを中心に紹介していこう。
◆感動するくらいコンパクトな本体サイズ
店頭で他の製品と比較した際に驚いたのがこの製品の本体サイズが感動するくらい小さい点だ。
先ほど紹介した通り本体のサイズは39×39×22.3 mmと指でつまめるくらいのサイズであり、実際に撮影する際も指先で持つことができるのでスマーフォンよりも自由な角度で撮影でき、かつ疲れにくい。
本体は軽量アルミニウム合金で出来ており、特段滑り止めがあるわけではないものの滑りにくく、その重量もあって持ち心地はしっかりしている印象だ。
本体正面にはご覧の通りレンズが備わっており、撮影する機器であることは分かるがまさかこれだけで撮影できるとはにわかには信じがたいかもしれない。
しかし、本体の裏側を見るとタッチパネル式のモニターが付いており、実際に撮影している画面を確認することができるほか、撮影したデータをその場で鑑賞することも可能である。
ただし本体のサイズ的にモニターで確認できる映像の大きさにはどうしても限界があるので、こちらはあくまで確認用ということになるだろう。
本製品は極力突起状のパーツを配したキュービクルなデザインとなっており、それは物理的なボタンも同様だ。
本体に唯一備わっているボタンは上部にあるもの1つのみであり、このボタンで電源のオン・オフ、撮影のスタート・ストップを行う。
これらの機能を物理的なボタンに割り当てることによって、モニターを目視しなくても撮影を行うことができる点は非常によく出来ている。
撮影のスタート・ストップ時には電子音でも操作があったことを教えてくれるので、やはり目視することなく操作が出来ていることを認識できる。