日本シグマックスは、東京理科大学発ベンチャー「イノフィス」と新たなタイプのアシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power(ソフトパワー)」を共同開発し、イノフィスより全国の販売代理店やマッスルスーツブランドサイト内のECショップにて販売を開始した。
日本シグマックスのサポーター技術とイノフィスの人工筋肉技術を合わせた新たなタイプのアシストスーツ
アシストスーツは、大きく「外骨格型」「サポーター型」の2つに分けられる。
「外骨格型」は、バネや空気圧、またはモーターなどを用いることで、人工的に筋肉のような作用を作り出し、補助力を発揮する。サポーター型に比べると補助力が強く、重い物の持ち運び作業や、長時間同じ姿勢で作業をするような身体的負荷の大きい場面で活躍する。
一方で、外骨格部分(フレーム)が大きいため、作業スペースが狭い場所では動きにくさを感じることも。また、サポーター型よりも価格帯が高いものが多い。
「サポーター型」は、生地素材の反発力や収縮力を利用した着るタイプのアシストスーツだ。軽くて装着しやすく、動きの自由度が高く、安価に手に入れやすいという魅力がある。一方、補助力は外骨格型より小さい。
今回開発したアシストスーツは、サポーター型にイノフィスが培った人工筋肉の技術を搭載した。サポーター型のような軽さと装着しやすさ、自由度の高さがありながら、しっかりとしたアシスト力を実現。
サポーター型と外骨格型の良い部分を組み合わせた新たなアシストスーツだ。さらに、一般の人でも買いやすい価格帯のため、仕事現場だけではなく、自宅で介護をする人や農作業が趣味の人など、幅広い場面で使える。
マッスルスーツシリーズで培った人工筋肉のアシスト技術をサポーターの背面部に組み込むことで、サポータータイプでは最強クラスの補助力を実現。腰の負担を35%軽減する。
製造・物流倉庫での持ち上げ・持ち運び作業や、介護現場でのつらい姿勢維持、農作業の前傾姿勢など腰に負担のかかる作業で効果を発揮する。
本体重量は430gと軽量で、歩く・しゃがむなど動きの多い作業に最適。また、身体への接触面積が小さいため暑さを感じにくく、夏場も気軽に着用できる。
肩のバックルでサポートをオン・オフに切り替えることができるため、着用したままで車両運転もOK。衣服のような着け心地で、一日中着用し続けていても疲れを感じない。
製品概要
製品名:マッスルスーツSoft-Power(ソフトパワー)
メーカー希望小売価格:59,400円(税込)
発売日:2023年6月27日(火)
※6月27日よりイノフィス社より販売開始、日本シグマックスからは秋ごろ同商品を販売開始予定。
サイズ:1サイズ(適用身長:150cm~190cm、ウエストサイズ:フリー)
販売チャネル:全国の販売代理店、マッスルスーツブランドサイト内のECショップ
関連情報:https://shop.musclesuit.co.jp/
構成/Ara