情報コンテンツ提供企業のKG情報では、同社がが運営する「ママソレ」において、幼児〜小学生の子どもを持つ親200人を対象に「子どものプログラミングに関する調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
Q1.現在、お子さんはプログラミングを習っていますか?
アンケートの回答によると、現在、プログラミングを習っているこどもは13%。30人学級だとクラスに3~4人はプログラミングを習っている計算になる。プログラミングを習っている子どもは少ないながらも一定数いる結果となった。
Q2.今後お子さんにプログラミングを習わせたいですか?
現在プログラミング教室に通っている子どもに比べ、今後プログラミングを習わせたいと答えた保護者は、7割近くに達した。この結果から、両親のプログラミングに対する注目度がとても高いことが推察できる。
Q3.お子さんは何歳からプログラミングを始めましたか?
続いて、プログラミングを習い始めた年齢を聞いた。最も多かったのは小学校入学の年に当たる6歳から。次に多かったのは小学校2年生と4年生に当たる7歳、9歳でだった。小学校で本格的にプログラミングの授業が始まる頃に始める子どもが多い印象だ。
一方、最も幼い子どもは4歳から始めていた。多くのプログラミング教室が小学校からのカリキュラムを組んでいるが、中には幼児向けにゲーム感覚でプログラミングを学べるところもある。
Q4.プログラミングを習い始めた理由、習わせたい理由は何ですか?
プログラミングを習い始めた理由について掘り下げてみると、興味深い結果が得られた。
最大の理由は、「将来に役立ちそうだから」という子どもの将来を考えての答え。いつの時代も親は子どもの将来を考えて習い事をさせるものなのか。
数十年前には「読み・書き・そろばん」が必須の習い事とされていたが、今や、プログラミングが将来の役に立ちそうだと考える親が半数以上を占めるというのは、時代を反映していると言えるだろう。
一か月あたりの月謝はいくらですか?
では、具体的にはプログラミング教室の月謝はいくらぐらいなのか?
最も多かったのは5000円未満。初めて教室に通うには、比較的通いやすい価格という印象だ。
二番目に多かったのが5000円~6999円。幼児から小学校低学年の習い事にしては、やや高い印象だが、昨今は物価高騰の波が押し寄せているため、子どもの習い事も全般的に高くなっており、妥当な価格と言え流だろう。
ただ、驚くのは1万円以上の教室に通っている子も20%以上いるということ。これは、クラスの内容がブロック制作を中心としたものから、実際にパソコンを使ってプログラミングやロボティクスを学ぶなど内容が高度になったことが理由だったり、単純に月に2回であれば月謝が安く、月4回通うと月謝が高いということが理由のようだ。
調査結果まとめ
アンケート結果から、プログラミングは令和版「読み・書き・そろばん」と言えるほど注目度が高い習い事だということがわかった。
ただし、月謝は高めで、他の習い事と同様、習い続ける年月が長くなるにつれ、月謝は高くなっていく傾向だ。
2025年度には共通テストに「情報」という科目が追加され、プログラミングが出題範囲となることから、今後ますます注目度が高くなることは間違いだろう。
調査概要
調査期間/2023年6月21日~6月22日
調査機関/ママソレ編集部
調査対象/幼児〜小学生の子を持つ親有効回答数:200人
調査方法(集計方法、算出方法)/インターネットによる任意回答
関連情報
https://mama.chintaistyle.jp/article/questionary-programming1/
構成/清水眞希