エンタメ系
YouTubeでヒカキンらが覇権を握ったように、現在も根強い人気を誇るのが「やってみた系」などのエンタメ動画だ。TikTokではどの動画もエンタメ色が強い傾向にあるが、中でも拡散されやすい「ダンス」「替え歌」「日常のあるあるコメディー」は近年のトレンドとして挙げられる。インフルエンサーの動画を見て、自分ができそうなものは参加型コンテンツとして〝ネットミーム〟に昇華される傾向にあるのも特徴のひとつだ。
ミスター ヤバタン
外国人から見た日本を抜群のユーモアで切り取る
TikTok 170万人 Instagram 58.8万人 YouTube 29.6万人 Twitter –
コメディアン・動画クリエイターの日本在住ノルウェー人。InstagramやTikTokで発信する日本のおもしろ動画が世界中でバズり注目を浴びる。最近はTVまで活動の幅を広げている。
〈ココがBUZZを呼ぶ!〉
テンション高めの反応や「本当にびっくりしたー!」の定番セリフがTikTokでおなじみに。日本人では気づけない文化的な違いを楽しみながら知れるのが人気の理由のひとつだ。テンポをよくするための編集も、飽きさせないコンテンツに一役買っている。
バキ童チャンネル【ぐんぴぃ】
伝説のネットミームから生まれた〝英雄〟チャンネル
TikTok 5.1万人 Instagram - YouTube 65万人 Twitter –
お笑いコンビ・春とヒコーキのボケ担当「ぐんぴぃ」が配信。街頭インタビューがきっかけで「バキバキ童貞」としてネットミームになった。
〈ココがBUZZを呼ぶ!〉
現在はネットミーム発の芸人・インフルエンサーとして下ネタから様々な企画ネタまで配信する。〝ネットのおもちゃ〟として話題だった分、「本人のチャンネル開設」は一気に認知を獲得し人気になった。
あめんぼぷらす【日常コメディ】
〝野球部あるあるコメディー〟がすべての部活動経験者に刺さる!
TikTok 47.4万人 Instagram 15.5万人 YouTube 155万人 Twitter 5.7万人
「野球部あるある」や「野球部員のルーティン」などをメインに投稿するYouTuber。メンバーはしょーた(写真左)とおまつ(写真右)。
〈ココがBUZZを呼ぶ!〉
ほとんどの部活動経験者が思う「サボりたい」「監督(指導者)に怒られたくない」という気持ちを代弁する。「今チームええ感じやねん」といった解像度の高い決めゼリフも人気の要因だろう。
ローカル カンピオーネ
TikTok上のダンストレンドは彼らが創る!
TikTok 100万人 Instagram 3.2万人 YouTube 2.73万人 Twitter –
TikTokからダンスで流行を生み出すトレンドメーカー。2020年にダンサーが集まり結成された。様々な楽曲にオリジナルの振りを付け日々投稿しており、数多くの流行を生み出している。
〈ココがBUZZを呼ぶ!〉
TikTokは「踊ってみた」というダンス文化が根強いプラットフォームだ。その中で振り付けのクオリティーが高く、真似るにも難しすぎない〝絶妙なダンス〟が人気の理由だろう。インフルエンサーからの支持も厚く、他の誰かが真似をして一気に拡散されることもしばしば。
なかねかな
替え歌で100万バズ連発!企業のCMソングも制作する
TikTok 39.9万人 Instagram 4.4万人 YouTube 27.1.万人 Twitter 5.4万人
2020年に結成したメロディーメイカー「ゆでたまご安井」(写真前)と歌い手「なかねかな」(写真後)の2人組ユニット。TikTokとYouTubeを中心に活躍。
〈ココがBUZZを呼ぶ!〉
耳に残るポップなサウンドと、パワフルボイスがハイクオリティーで聞くだけでも楽しい。楽曲に織り交ぜたおもしろワードを詰め込むセンスが抜群で、視聴者の共感と笑いを誘う。
取材・文/峯 亮佑、編集部