主要メーカーのディート&イカリジン虫除けスプレー一覧
主要メーカーから販売しているディート&イカリジン配合の人気虫除けスプレーを一覧にしました。
個人的には虫除けスプレーは強ければ強いほど良いとは思いません!日焼け止めと同じように、数本の中から目的やシーンによって使い分けをするのが良いと思っています。
例えば30分程度の散歩なら、有効濃度が低くても付け心地を重視して選ぶと汗をかいたときの不快感が軽減できます。地方へキャンプをしに行く場合は近くにドラッグストアがあるかわからないので、有効濃度が高い大容量タイプを1本+持ち歩き用の小ボトルが1本あると安心でしょう。ぜひTPOと目的に合わせて選んでみてください。
※感想はあくまで実際に使用した個人の意見なので、参考までに。
商品名 |
有効成分 |
濃度 |
形状 |
ポイント・感想 |
ジョンソン スキンガードアクア(50ml) |
ディート |
5% |
ミスト |
・持ち運びしやすい小ボトル ・濃度が低いのでとにかくサラッとしていて付け心地が軽い ・塗り直しができる場面か、短時間の使用を推奨 |
アース サラテクト ミスト(60ml) |
ディート |
10% |
ミスト |
・持ち運びしやすい小ボトル ・そこそこの濃度なので鞄に1本入れておくと便利 ・保湿成分配合のため多少ベタつきを感じる |
フマキラー スキンベープミスト(60ml) |
ディート |
10% |
ミスト |
・持ち運びしやすい小ボトルだが、形状的に少しかさばる ・爽やかな香り ・比較的ベタつきは少ない |
アース サラテクト 無香料 |
ディート |
10% |
エアゾール |
・パウダーインでベタつかない ・400mlの大ボトルはファミリーにもおすすめ |
アース 医薬品 サラテクト リッチリッチ30 |
ディート |
30% |
エアゾール |
・ディート最高濃度で効き目が長く続く ・エアゾールのディート30%虫除けは割と珍しい ・通常のサラテクトよりは多少ベタつくが不快度は高くない |
フマキラー 医薬品スキンベープミスト プレミアム |
ディート |
30% |
ミスト |
・ディート最高濃度で効き目が長く続く ・ヒアルロン酸Na配合でお肌に優しいとのことだが、割とベタつく ・日常使いではなくキャンプやアウトドア用にと割り切って使うのがおすすめ |
キンチョー お肌の虫よけ プレシャワーDF ミスト |
イカリジン |
5% |
ミスト |
・そこそこの濃度のイカリジン系虫除け ・つけ心地はしっとり系 ・香りや不快感がほとんどないので日常使いにおすすめ |
キンチョー お肌の虫よけ プレシャワーPRO(80ml) |
イカリジン |
15% |
ミスト |
・持ち運びしやすい小ボトル ・イカリジン最高濃度配合でディート30%と同等の持続効果 ・子供がいるお家は鞄や車の中に1本あると便利 |
フマキラー 天使のスキンベープミスト プレミアム |
イカリジン |
15% |
ミスト |
・イカリジン最高濃度配合でディート30%と同等の持続効果 ・つけ心地はしっとり系(人によってはベタつきを感じるレベル) |
アロマ系虫除けの代表選手『ハッカ油虫除けスプレー』を手作りしてみた
アロマ系虫除けで人気なのが、ドラッグストアなどに売っている「ハッカ油」を使った手作り虫除けスプレーです。
今回は健栄製薬さんのハッカ油で虫除けスプレーを作ってみました。
※ハッカ油やハッカ油虫除けスプレー取扱時の注意点
スプレーを作るときはハッカ油の原液が直接肌や粘膜に触れないように注意し、使用の際も肌や体調の変化に注意しながら慎重に使用しましょう。
天然素材のため、肌が敏感な方やアレルギーのある方、幼児などが触れると刺激を感じたり肌荒れを起こすことがあります。
妊婦の方は、ハッカ油などの刺激が強いアロマは使ってはいけないという意見もあります。スプレーの使用は自己判断になりますが、直接肌に塗布するのではなく衣類や持ち物にスプレーするか、妊娠中は使用を控えることをおすすめします。
もし使用する場合もハッカ油の使用はごく少量に留め、原液に直接鼻を近づけて嗅いだり、直塗りすることは絶対に止めましょう。商品によってはハッカ油のパッケージに「妊婦、妊娠の可能性がある人は使用しないでください」と記載されていることがあるため、その場合は従ってください。
また、ハッカ油をはじめとするエッセンシャルオイルやアロマオイルはペットにとって毒になる危険があります。特に猫は植物の持つ毒素を代謝する力がほとんどないため、少量でも中毒症状を起こしてしまう恐れがあります。
ハッカ油をはじめとするエッセンシャルオイルやアロマオイルは絶対にペットが口にしないように注意してください。ハッカ油の原液やハッカ油虫除けスプレーの取り扱いには十分に注意し、ペットや小さい子供の手の届かないところへ保管しましょう。
噴射したときにスプレーの中身がペットの毛にかかるとグルーミングの際に舐めてしまうこともあるので、屋外に出てからスプレーするか、ペットが入らない場所で行うことを強くおすすめします。
(筆者はお風呂場やトイレなどの個室でドアを閉めてスプレーするようにしています)
こちらでご紹介しているハッカ油虫除けスプレーの製作や使用については自己責任の上、十分に注意しながらお試しいただくようお願いします。
参照:万能だからこそ知っておこう|ハッカ油を安全に使うためのルール | ハッカ油(スプレー・虫除け) | 健栄製薬
ハッカ油虫除けスプレーの作り方
【基本の材料と道具】
● ハッカ油 3~6滴程度
● 無水エタノール 10ml
● 水(あれば精製水) 90ml
● スプレー容器(アルコールOKのもの)
● 計量カップや計量スプーン
作りやすい容量を記載しているので、比率を参考にボトルの大きさに合わせて調整してください。
ハッカ油、無水エタノール、精製水はドラッグストアで手に入ります。
(できれば精製水がいい理由は後述しています)
スプレー容器はアルコールOKと記載されているものを使いましょう。ダイソーやセリアなどの100円ショップでも販売されています。
【作り方】
①スプレー容器に無水エタノール10mlを入れる
無水エタノールとは、エタノール濃度が99.5%以上の純度の高いエタノール(アルコール)のことです。ハッカ油などのエッセンシャルオイルを使ったスプレーを作るときに、水に溶けやすくする溶剤の役目があります。
揮発性が非常に高いため、直接肌に触れないように注意しましょう。
尚、使用するスプレーのボトルは必ずアルコール使用OKのものを使ってください。ポリスチレン素材のスプレーボトルだと、容器が溶けてしまう恐れがあります。
②ハッカ油を数滴垂らし、1度フタをしてよく混ぜる
ハッカ油は100ml(水+無水エタノール)あたり3~6滴程度が推奨されています。お好みで量を調整してください。原液は直接手で触れないように注意しましょう。
ハッカ油の量が多いほど当然香りは強くなりますが、メントール成分を多く含むため人によっては刺激を感じる場合があります。念のため、初めて作る場合は少なめからスタートするのがおすすめです。
③水90mlを入れ、よく混ぜたら完成
今回は精製水ではなく水道水を使用しました。精製水とは、不純物が入っていない純度の高い水のことです。
一般的な家庭の水道水にはミネラル成分や塩素などの消毒剤が含まれているため、水道水で作るとそれらの不純物も混ざることになります。香りも多少変わるので、気になる人は精製水を使用しましょう。肌に直接吹きかけるものは精製水、衣類やベッドリネンなどに吹きかけるなら水道水、と使い分けするのもアリです。
あっという間に手作りハッカ油虫除けスプレーが完成しました!ちなみに、冷蔵庫で保管しておくと使うときにひんやり気持ち良いのでおすすめです。
ハッカ油+他のエッセンシャルオイルで自分好みの香りの虫除けスプレーを作ることもできます。ユーカリ、シトロネラ、レモングラス、ゼラニウム、ローズマリーなどは虫に対して忌避効果があり(※)、夏にぴったりの爽やかな香りです。ぜひ用途に合わせて試してみてください。
※香りによって忌避効果があるとされる虫の種類は違います。ゼラニウムやレモングラスなど、蚊は嫌っていても反対に蜂をおび寄せてしまうといわれる香りもあるので注意しましょう。