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外遊びに便利な機能が充実!ダイハツの軽スーパーハイトワゴン「タント ファンクロス」を徹底検証

2023.07.02

長距離ドライブでの疲れも少ない

 Dレンジでスタートする。スタートからの動きは「タントカスタム」のターボと大差ない。車両重量も10kgしか重くないので、街中での走りは軽快感がある。ただし、エンジン音は3000回転をオーバーすると高まる。60km/h走行はDレンジで1500回転、80km/hは2000回転、100km/h巡航も2500回転なので、高速道路の長距離走行も音に関しては、苦にならない。

 操縦性は、全車速域でやや重めの操舵力が要求される。とくにカーブではハンドルをきりこむときの抵抗力は強めだ。乗り心地は全体にやや硬め。タイヤはダンロップの「エナセーブEC200+」の165/55R15を装着していたが、ゴツゴツ感は小さかった。長距離ドライブでの疲れも少ない。

 安全装備はスマートアシストで衝突回避や認識支援は標準装備だが、ACCやレーンキープの運転負荷軽減やパノラマモニター、駐車支援、コーナーセンサーといった駐車支援はメーカーオプションだ。室内は基本的にタントカスタムと同じ。床面はフラット、前席背もたれにテーブルが内蔵されている。後席用スライドドアにはシェードも備わっている。ただし、ドアウインドウは半分ぐらいしか開かない。後席のスライドは1名ずつで、20cm以上スライドする。

 最低地上高は「タントカスタム」と同じ(FF150mm、4WD165mm)なので、スタイリングに似合うオフロードなのに出かける人は、タイヤ/ホイールをグレードアップすると安心かもしれない。

■関連情報
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto_funcross/

文/石川真禧照 撮影/萩原文博

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