6月1日から大手電力7社の家庭向け料金が値上げとなり、今年の夏はエアコンの電気代が気になるところ。
そんな中、パナソニックからエアコン使用時の電気代節約に関するリポートが到着したので、概要を紹介していきたい。
エアコンのフィルター掃除などで年間1万円以上の節約に!
室内機のフィルターにホコリがたまると目詰まりし、空気を取り入れる量が減ってしまう。
するとエアコンは必要な空気を確保しようとして、余計なパワーを消費。同社の実験によると、1年間掃除をしない場合は掃除をした場合に比べて、最大約25%も電気料金がムダになってしまうという。
そこで同社では、フィルター掃除をすることで年間約8千円(※)以上も電気代を節約できると説明している。
※パナソニック製品「CS-J403D2」、電気代単価31円/kWhで試算
パナソニック エオリア Jシリーズ CS-J403D2
さらに、その他の節電術と併せてエアコンを上手に使うと、年間1万円以上の節約になるという。
エアコンはなるべく風量と温度を上げる。1℃上げると年間約1400円以上の節約に
「微風」は、設定温度に至るまでに時間がかかり、逆に消費電力が上がってしまう。環境省によると、夏の冷房時に1℃高くすると約10%の消費電力が削減される。
また、冷やすために使う電力よりも風量を上げる方が使用量は少なくて済むので、「微風」よりも「自動」運転がおすすめ。冷房を1度上げ、風量を上げることで、年間約1400円以上節約することができる。
※パナソニック製品「CS-J403D2」 電気代31円/kWhで試算
こまめに入・切しない。35℃以上はつけっぱなしがベター
冷房使用時においては住宅の断熱性、室内熱負荷などの環境にも左右されるが、一般的に外気温が35℃以上の“猛暑日”のような場合は室温が上昇しやすいため「つけっぱなし」運転がお得。
ただし、30℃程度までであれば、室内温度がそこまで上がらないため「こまめに消す」運転の方が電気代の節約につながる。
エアコンの室外機の周りにものを置かない。室外機の環境も定期的にチェック
室外機の周辺に物を置いたりすると、エアコンの冷房効率が大きく低下することも。また、ホコリや落ち葉などのごみがたまると熱交換の効率が下がり、消費電力が上がってしまう懸念もあるので、特に強風の日や台風の後はチェックしておきたい。
扇風機やサーキュレーターとの併用で、エアコンを1℃下げるよりも電力消費を節約
冷たい空気は低い場所にたまるため、一般的に冷房時は上向きで風を送ると広範囲を冷やせると言われている扇風機やサーキュレーターを併用。室内の冷気のムラをなくすのもおすすめの方法の一つだ。
関連情報
https://panasonic.jp/aircon/
構成/清水眞希