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転職を希望する理由、日本は「職場に対する不満」が1位、他の国は?

2023.07.01

求人検索エンジンIndeedの日本法人であるIndeed Japanは日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、韓国の5か国において「転職」に関する意識調査を実施。先日、回答結果をグラフにまとめて発表した。

本稿では、その概要をお伝えしていく。

4人中3人が「仕事よりもプライベート優先」の日本、他国と仕事観に大きな差

日本は4人中3人が「仕事よりもプライベート優先」「仕事はあくまでお金を稼ぐため」と回答して、5か国中1位となった。

「仕事で、昇進・昇格したい」はドイツが79.7%で最も高く、アメリカ・イギリス・韓国でも7割前後である一方、日本は46.4%で最下位になっている。

勤務先への満足度〜日本は「満足」している人はわずか約4割、アメリカは8割超

「勤務先への満足度」に関しては、「満足/とても満足」が日本は41.5%にとどまるが、アメリカは85.2%と日本の2倍以上高く、イギリス79.6%、ドイツ77.3%、韓国70.2 %といずれの国も日本と大きな差が付いた。

日本の勤務先に対する満足度が顕著に低いことが明らかになったと言えるだろう。

転職経験〜日本の転職経験率は6割以下、イギリス・アメリカは9割以上

日本は転職未経験者の割合が40.3%。転職経験率は日本59.7%に対し、イギリスは92.7%、アメリカは90.1%、ドイツは84.2%、韓国は75.8%で、こちらも日本は最下位となった。

改めて日本の転職経験者の少なさを実感させられる結果になった。

転職へのイメージ〜日本は「新しいことにチャレンジできる」が1位

日本では「新しいことにチャレンジできる」(36.6%)が1位、次いで「職場環境を変えられる」(36.1%)、「自身のスキルアップや経験を積むことができる」(34.7%)と、転職に前向きなイメージを持っている人が多い。

転職にポジティブなイメージを持っているのは5か国共通だった。

転職したい理由・転職への期待〜日本は「職場に不満や嫌なことがある」が多い傾向

日本は「現状の職場に不満や嫌なことがある」(40.9%)が転職理由になりやすい傾向があるようだ。他国はいずれも「現状の仕事に大きな不満はないが、自分にとってプラスになる可能性がある」が45%以上を占める結果となっている。

一方、日本でも転職に前向きな期待を寄せる人は多く、3人に1人以上(34.9%)が「やりがいを感じたい」と回答している。

転職しない理由〜日本は「転職したい会社・仕事が見つからない」、他国は「転職するほどの不満がない」

「安定した給料がある」が5か国共通で1位。次いで日本は「転職したい会社・仕事がみつからない」(27.8%)、アメリカ・イギリス・ドイツは「転職する程の不満がない」がそれぞれ2位。

アメリカでは「今の仕事が停滞したり迷惑をかけることが心配」「今の会社の同僚に悪い/同僚と別れたくない」も上位に入り、職場への愛着や仲間意識が見て取れる。

転職時に求める給与〜日本は4人中3人が「現状維持の給与でも応募」

日本で「今の給与と概ね同程度の求人」であれば応募してもよい・したいと思える割合は74.6%。また「今の給与より1割程度低い求人」でも応募する割合は42.8%と、それぞれ5か国で最も割合が高く、転職時に給与が上がらない、もしくは減ることに対する抵抗が小さいことがわかる。

転職して良かったこと〜日本は「プライベートの時間が取りやすい」が1位

日本では転職経験者の8割以上が何らかの転職によるメリットを感じており、「プライベートの時間が取りやすい」(33.9%)が1位となっており、5か国中でも割合は最も多い。「仕事よりプライベート優先」の日本の仕事観の表れなのかもしれない。

一方、5か国共通で「給与が良い/あがった」が上位となり、日本では32.1%で2位、他国は34%以上の割合で1位となっている。

キャリア形成に関する習慣〜日本は半数以上が月に「0円」で月収に占める割合は5か国中最下位

キャリア形成のためにかける金額は、日本では1か月あたり平均7,479円で、半数以上が「0円」と回答。その結果、月収に占める割合は1.6%と5か国中最下位に。

最も割合が大きかったのは韓国の4.8%で日本の3倍、日本円で換算すると平均3万1946円。日本ではキャリア形成に向けた自己投資が低い傾向にあることが明らかになったようだ。

「転職」に関する5か国比較 調査概要
調査主体/Indeed Japan株式会社
調査対象/日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、韓国で現在就業中の正社員(無期雇用・フルタイム就業者)20代~50代男女:日本4,368名、アメリカ1,600名、イギリス・ドイツ・韓国 各960名(計8848名)
割付方法/調査対象国別に性別×年代×居住エリアにて割付してサンプルを回収 
性別/2区分(男性、女性) 
年代/4区分(20代、30代、40代、50代)

関連情報
https://jp.indeed.com/press/releases/20230627

構成/清水眞希

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