知ってた？iPhoneのiCloudカレンダーとGoogleカレンダーを相互同期させる方法

iPhoneユーザーの多くは、スケジュール管理に、iCloud上でデータを管理できる「カレンダー」アプリを使用しているでしょう。iCloudカレンダーは、Googleカレンダーとデータを相互同期することで、より便利に活用できます。

特に、プライベートの予定はiPhoneのカレンダー、仕事の予定はGoogleカレンダーといったように、スケジュールに応じて使用しているアプリ、アカウントを分けている場合、どちらの予定も同時に表示される設定をするのがおすすめ。本記事では、iCloudカレンダー上にGoogleカレンダーの予定を表示する方法、Googleカレンダー上にiCloudカレンダーの予定を表示する方法の両方を紹介していきます。

なお、どちらの設定にも、iPhoneにプリインストールされているカレンダーアプリに加えて、Googleカレンダーアプリが必要になるので、事前にインストールしておきましょう。本記事では、iOS 16.5を搭載したiPhoneを使用しています。

iCloudカレンダー上にGoogleカレンダーの予定を同期する方法

まずは、iPhoneのiCloudカレンダー上に、Googleカレンダーに登録したスケジュールを同期する方法を見ていきましょう。

1.「設定」アプリを開き、下にスクロール。「カレンダー」に進みます。

2.「アカウント」をタップ。続いて、「アカウントを追加」に進みます。

3.「Google」に進み、任意のGoogleアカウントでログインします。

4.「iOSがGoogleアカウントへのアクセスをリクエストしています」と案内されるので、下部の「許可」をタップします。

5.「Gmail」のページで、「カレンダー」にチェックが付いていることを確認し、右上の「保存」をタップすればOKです。

Googleカレンダー上にiCloudカレンダーの予定を同期する方法

続いて、iPhone向けに配信されているGoogleカレンダーアプリ上に、iCloudカレンダーのスケジュールを同期する方法です。

1．Googleカレンダーアプリを開き、右上のアカウントアイコンをタップ。「このデバイスのアカウントを管理」に進みます。

2.「iCloud」アカウントにチェックを付け、左上の「完了」をタップします。これだけで、iCloudカレンダーに登録したスケジュールを、Googleカレンダーアプリ上に表示できます。

PCブラウザ版GoogleカレンダーにiCloudカレンダーは同期できる？

PCブラウザでGoogleカレンダーを確認する際に、iCloudカレンダーのスケジュールも確認できると便利ですが、上記の方法だと、PCブラウザ版GoogleカレンダーにiCloudカレンダーの情報は表示されません。

iPhoneのiCloudカレンダーに登録した内容を、PCブラウザ版のGoogleカレンダーでも表示したい場合は、カレンダーアプリのデフォルトアカウントを、Gmailのアカウント（Googleアカウント）に変更するのがおすすめ。設定方法は下記の通りです。

1．iPhoneの「設定」アプリを開き、下にスクロール。「カレンダー」に進みます。

2.「デフォルトカレンダー」を開くと、iPhoneでログインしているアカウントの一覧が表示されるので、任意のGoogleアカウントを選択します。

以上で、iCloudカレンダーのデフォルトアカウントがGmailのアカウント（Googleアカウント）になるので、カレンダーアプリから新規スケジュールを登録すれば、同一のGmailアカウント（Googleアカウント）でログインしているPCブラウザ版Googleカレンダーでも、スケジュールを確認することができます。

iCloudカレンダー、Googleカレンダーが相互同期できない時の対処法

iCloudカレンダーとGoogleカレンダーが同期できない際には、まずiPhoneのインターネット接続状況を確認しましょう。Wi-Fiに接続するなど、通信環境が安定すれば、データが同期される可能性があります。

また、カレンダーアプリ、Googleカレンダーアプリが不具合を起こしている可能性もあるので、アプリやiPhone本体を再起動するのも手段の1つ。それぞれのアプリに最新バージョンが配信されている場合は、アップデートをすることで状況が改善する可能性もあります。

※データは2023年6月中旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦