人財サービスのAdecco Groupの日本における事業を統括するAdecco Group Japanでは、主にデスクワークを行なっている従業員の人事制度に関する調査を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
なお、本稿では従業員数1000人未満の企業を「中・小規模企業」、1,000人以上の企業を「大規模企業」と呼称している。
人事制度見直しに至った要因の1位は「新型コロナウイルス感染症の拡大」
日本全国の人事担当者1500人に対し、「あなたの勤務先では、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が初めて発出された2020年度中に、人事制度を見直しましたか?」と質問したところ、49.9%(748人)が「見直した」と回答した。
続いて、2020年度中に人事制度を見直したと回答した748人に対し、「見直しに至った要因は何ですか?」と質問したところ、最も大きな要因として挙げられたのは、「新型コロナウイルス感染症の拡大」(36.9%)だった。
見直しに至った要因の2位、3位、中・小規模企業と大規模企業に違い
「あなたの勤務先では、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が初めて発出された2020年度中に、人事制度を見直しましたか?」という質問に対し、中・小規模企業(従業員数1,000人未満の企業)所属の人事担当者で「見直した」と答えたのは39.6%だった。
一方、大規模企業(従業員数1,000人以上の企業)所属の人事担当者は、60.1%が「見直した」と回答している。