雨の日が続くと気持ちも落ち込んでしまいますね。こんな時こそ喉越しの良い、美味しいワインをスカッと飲んで気分一新。空を見上げ、自分の殻を破って奇跡の一歩を踏み出してみませんか?今月のテーマは「ブレイクスルー、奇跡を起こせ!」です。4月に開催されたG7のランチで提供されたワインや、量子(カンタム)という名のワインなど、まさに予想できないような事柄にちなんだワインです。
予想できないとはいえ、奇跡は起こるべくして起きるもの。日々の願いや思いは、いつか形になります。あなたの願いは何ですか? 夢を叶えるために行動していますか?ワインを飲んで、夢を叶えてみませんか?シニアソムリエの植田真未が選んだ、奇跡のワイン6本をご紹介しましょう。
世界のトップ・メーカーから提供された最新技術や設備が導入!”量子”という名のスタイリッシュな白ワイン!
1. クオンタム シャルドネ 2021( 白ワイン)
生産地:ブルガリア/トラキア
生産者:ドメーヌ・ボヤール
ぶどう品種:シャルドネ100%
味わい:辛口
ドメーヌ・ボヤールは1989年のブルガリアの変革(共産党政権が崩壊)後、設立された初の民間ワイン製造会社です。1991年に首都ソフィアとロンドンで登記された後、経済的な変革の嵐の中で、ヨーロッパ、カナダ、日本向け輸出の最大かつ最も権威ある生産者、輸出業者に成長しました。ヨーロッパ系国際品種、地元品種を問わず、幅広いブドウ品種でワインを生産しています。
そしてそれぞれの品種の個性を最大限に引き出しワイン愛好家の味覚に訴えかけるような、魅力的でエキサイティングなブレンドワインを造ることを目指しています。
クオンタム・シャルドネは、フレッシュでジューシー。すっきりした味わいの白ワインです。生魚や軽いお肉、辛いもの、唐揚げ等々どんなお料理にも寄り添ってくれて、だんだん暑くなってくるこの季節に、すっきり飲みたい1本です。
2021ヴィンテージは先月のG7広島サミットにおける食のおもてなし2日目ワーキング・ランチで提供された国産ワイン
2. ロリアン 甲州 Vigne de Nakagawa 2022( 白ワイン)
生産地:日本/山梨
生産者:白百合醸造株式会社
ぶどう品種:甲州100%
味わい:辛口
白百合醸造は、創業1938年。気候、地質ともに葡萄栽培に適した山梨県勝沼町に自社畑を持ち、常に一貫性のあるワインを追求しているメーカーです。ロリアン(L’ORIENT)は「東洋」を意味するフランス語で、ヨーロッパに劣らぬ高水準のワインづくりを目指し名付けられました。地元を大切に、原料のぶどう栽培からワインづくりまで情熱を持って取り組んでいます。
甲州ヴィーニュ・ドゥ・ナカガワは、山梨県笛吹市一宮町末木の名人、中川君春氏が丹精込めて育てた甲州を限定醸造したワインです。
2021年ヴィンテージがG7広島サミット5月20日ワーキング・ランチに使用されました。フレッシュな和柑橘と白い花を連想させる甘い香りにさわやかな酸と甲州特有の心地良い苦みが、ワインに深みと味わいをもたらしています。
日本生まれで、繊細な和食にぴったりと合う。そんな『甲州』から造られるワインの素晴らしさを、世界中の人々に知ってもらいです。もっともっとたくさんの方に味わっていただきたい、一本です。
★2021VT日本ワインコンクール 甲州部門 銀賞受賞
★2021VTサクラアワード2023 シルバー受賞