プレイヤーが操作する歴代『FF』作品のメインキャラクターは性格も背負う運命も十人十色。名前や職業が固定されている場合もあれば、特定の種族やジョブ(職業)の中から自分でキャラクターメイキングを楽しめることもあり、実に様々だ。歴代ナンバリング作品の中から、印象深い主要キャラクターたちを振り返る。
『FF』光の戦士
クリスタルの加護を受け、暗黒の力に立ち向かう4人の戦士。崩壊する世界を救うための旅へ出発した彼らは、モンスターを倒しながら各地の天変地異を鎮め、最後にはすべての元凶となった強大な敵と相まみえる。
『FF2』フリオニール
非道を行なうパラメキア帝国に自国が襲撃され、育ての親を失い、帰るところもなくなった彼は、兄弟姉妹と同然に育った友人と反乱軍に参加。持ち前のリーダーシップと強い意志で仲間を導き、パラメキア皇帝の打倒を目指す。
『FF3』光の戦士たち
迷い込んだ洞窟でクリスタルを発見した少年たちが、世界の命運を変える〝光の戦士〟に選ばれる。本作ではジョブチェンジシステムが登場し、様々なジョブを組み合わせてメンバーを編成できる。「たまねぎ剣士」が特に印象的。
『FF4』セシル・ハーヴィ
ゲーム序盤はバロン王国の暗黒騎士として、国王の命に従ってクリスタルを略奪していた。しかしその命令に疑問を持ち、試練の山で自身の過ちと決別。聖なる力を授かり、暗黒騎士と対照的なパラディンへと姿を変えた。
『FF5』バッツ・クラウザー
相棒のチョコボ「ボコ」にまたがって各地を巡っていた天涯孤独の青年。ゴブリンにさらわれそうになっていたタイクーンの王女「レナ」を救い、記憶喪失の老人「ガラフ」に出会ったことで、運命の歯車が大きく回りはじめる。
『FF6』ティナ・ブランフォード
生まれながらに強大な魔導の力を身に宿した、緑髪のポニーテールが目を引く女性。ガストラ帝国によってその力を利用されていたが、仲間たちと出会い、自身の生きる理由や守るべきものを見つけて、戦いに身を投じる。
『FF7』クラウド・ストライフ
巨大な剣・バスターソードを軽々と振るう、ツンツンの金髪が印象的な元ソルジャー。現在は傭兵として任務遂行のために時には女装を引き受けることも。必殺技は、計15回の斬撃を叩き込む〝超究武神覇斬〟など。
『FF8』スコール・レオンハート
特殊部隊SeeDの候補生としてバラムガーデンに所属する青年。人との馴れ合いを嫌い、クールな態度を取っている。しかし、任務で出会った少女リノアと行動を共にすることによって、心境に変化が生まれ始める……。
『FF9』ジタン・トライバル
劇団と盗賊団の〝2つの顔〟を持つ「タンタラス」に所属している、正義感と行動力にあふれた少年。困った人を放っておくことができず、アレクサンドリア王女「ガーネット」を〝誘拐〟したことから物語が幕を開ける。
『FF10』ティーダ
大都市ザナルカンドに住む少年で、ブリッツボールの人気選手。魔物「シン」に襲われて迷い込んだ異世界スピラから戻る手段を探していたが、召喚士の女性「ユウナ」と出会い、スピラを滅ぼさんとする厄災へ挑むことを決意する。
『FF11』マイキャラクター
プレイヤーはヴァナ・ディールに暮らす「ヒューム」「エルヴァーン」「タルタル」「ミスラ」「ガルカ」の5種族から自分の分身であるキャラクターを作成可能。冒険者となって世界をめぐり、様々な問題に立ち向かっていく。
『FF12』ヴァン
旧王国のダウンタウンで暮らす、「空賊」を夢見る少年。前向きな性格とは裏腹に、心には戦禍で失った家族への思いが影を落としている。祖国復興を目指す王女「アーシェ」との出会いをきっかけに、生きる目的を見つけていく。
『FF13』ライトニング
かけがえのない妹「セラ」を救うため、戦いに身をおく女性。物語の冒頭で自身も過酷な運命にとらわれることになるが、諦めず抗い続ける強さを持つ。戦闘では変幻自在の武器「デュアルウェポン」を使いこなす。
『FF14』マイキャラクター
8つの種族から選択し、プレイヤー自身で幅広いキャラクターメイキングが行なえる。人間に近い「ヒューラン」をはじめ、小柄な「ララフェル」やネコ科を思わせる「ミコッテ」など、そのバリエーションは実に多種多様。
『FF15』ノクティス・ルシス・チェラム
自信家で未熟ながらも心根はやさしい、ルシス王国の王位継承者。ニフルハイム帝国との停戦協定に伴うフルーレ家の令嬢との婚儀が決まり、幼少よりともに過ごした3人の仲間と旅立つことに。ゲームのスコア更新と釣りが趣味。
取材・文/龍田優貴
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※本記事は、雑誌「DIME」8月号に掲載されたものを転載しております。
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構成/DIME編集部