『FF16』における大きな見どころのひとつが、巨大な召喚獣同士が激しい戦いを展開する「召喚獣合戦」だ。プロゲーマーライター・クワモトが、その一部を特別に体験プレイ。規格外のスケールで繰り広げられる、迫力満点の戦闘の魅力をお伝えしよう。
1万超えのダメージが召喚獣合戦では当たり前のように連発
今回体験したのは「イフリート」と「ガルーダ」の召喚獣合戦だ。イベントはガルーダに捕まって窮地に陥るクライヴが、その身にイフリートを宿し、召喚獣へと身体が変化するシーンから始まる。爆炎から姿を現わす映像は迫力満点! と思ったのも束の間、いきなり戦闘に。プレイヤーが覚えるこの唐突さは、訳がわからず自我を失って、イフリートと化したクライヴ本人とうまくリンクしているように感じた。
戦闘は〝攻撃〟と遠距離攻撃の〝火球〟、一気に相手へ近づく〝突進〟、そして〝回避〟の4種類。巨大な召喚獣らしく全体的に鈍重な動き。クライヴがイフリートの力を制御できていない様子がよく表現されていた。
通常戦闘だとなかなかお目にかかれない1万超えのダメージが召喚獣合戦では当たり前のように連発。召喚獣が持つ強大な力を感じ取れた。一定のダメージを与えるとカットシーンが入るが、戦闘からシームレスに移行するため、躍動感は抜群。野生の獣同士のように争い合う光景が大迫力の映像で描かれていた。カットシーン中にもタイミングよくボタンを押したり連打したりする場面があり、自分でムービーそのものを動かしているような没入感を味わえた。
戦闘中の音楽も醍醐味のひとつ。強大な相手に立ち向かうという希望と、得体の知れない力である召喚獣の恐ろしさの両立を感じられるものだった。戦況が変わるごとに曲調が激しくなり、戦闘の臨場感を引き立てていた。
プレイヤーに押し寄せる、圧倒的なスケールのバトル、映像、そして音楽。これこそ、吉田プロデューサーが「ジェットコースターのような体験」と表現した召喚獣合戦の醍醐味だろう。
召喚獣合戦とは?
クライヴが召喚獣の力を一部行使(召喚獣アクション)して戦う通常のバトルとは異なり、召喚獣合戦では召喚獣そのものに変身。同じく召喚獣を身に宿したドミナントと戦いを繰り広げる。人間の数十倍はあるだろう巨大な身体同士で繰り広げるバトルは大迫力!
物語の重要な節目で発生する召喚獣合戦は、イベントごとに全く異なる内容になっているそうだ。シューティング形式の戦闘やフィールドそのものが召喚獣と化している戦闘など、それぞれ新しいプレイ体験が待っている。
取材・文/桑元康平(すいのこ) © 2023 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
※本記事は、雑誌「DIME」8月号に掲載されたものを転載しております。
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構成/DIME編集部