コロコロは、ちょっと気になったときに手軽に掃除ができて便利で愛用者も多いだろう。しかも、使うシーンに合わせて、サイズや粘着力も選べるのだ。「ダイソー」で販売されているコロコロを紹介しよう。
「コロコロ」は通称であり一般名詞ではない
「コロコロ」は一般名詞ではなく、あくまでも通称だ。正式には「粘着カーペットクリーナー」といい、「コロコロ」は株式会社ニトムズが発売した商品名で商標登録もされている。そのため、ニトムズ以外の会社が「コロコロ」という名称を商品につけることはできない(ニトムズとの間で交渉が成立している場合を除く)。
今回紹介するのは、ダイソーで販売している粘着カーペットクリーナーだ。100円均一ショップによっても名称が違い、ダイソーでは、粘着テープクリーナーと表記されているものが多い。カーペットクリーナーやファブリッククリーナーなど、目的別の商品名もある。コロコロは、ハンドルの長さや粘着部分のサイズのほか、粘着力やテープの切りやすさなど好みに合わせて選ぶことができ、多様化するニーズに応えている。その中から、おすすめの商品をピックアップした。
※本記事では通称としての「コロコロ」表記を採用していますが、株式会社ニトムズの商品ではないことをご承知おきください。
掃除機ライクに使える粘着クリーナー
コロコロは手軽に掃除ができることからハンディタイプが多く、カーペットを掃除する場合、ひざをついて掃除しなければいけない。この「粘着テープクリーナーワイドタイプ」は、粘着部分がワイドなだけでなく、シャフト部分が3段の伸縮タイプで、まるで掃除機のように立ったまま使うことができる。
シャフトを伸ばしたところ
少しかがんで使う場合は1段目など、身長に合わせて長さを変えられ、家族に手伝ってもらうときにも便利だ。最大に伸ばすと、本体を入れて123cm。身長158cmの筆者が立って掃除するのに快適な長さだった。
ポールを外すと、ハンディタイプとして使うことができる。前後のボタンを押して、引き上げるとポールが外れるようになっている。
立てて置けるスタンドタイプのため、置く場所を選ばない。壁に立てかけておくと倒れてくることがあるが、こちらは自立しているので、リビングの真ん中に立てておくことも可能だ。まあ、そんな場所に置くこともないだろうが、掃除の途中でちょっと休憩というときに、粘着部分をケースにサッとしまうだけで立てて置けるのは意外にも便利だった。
粘着テープをよく見ると、斜めに線が入っている。なんと剝がしやすいように、斜めカットになっている。斜めタイプを使うのは初めてだったが、思った以上に快適だった。粘着テープは、30周分付属している。
■商品詳細
商品名:粘着テープクリーナー(ワイドタイプ、伸縮3段式、テープ30周付)
価格:550円(税込み)
原産国:中国
材質:本体 ポリプロピレン、アルミニウム、紙
サイズ:ヘッドのみ22.5cm×22cm×8cm、棒のみ56cm~107cm×3cm×3cm
立ったまま使えるロングタイプのカーペット用粘着クリーナー
ワイドタイプより軽く感じたのが「粘着テープクリーナー」だ。シャフト部分が細く、全体的にコンパクトになった印象。
3段階でシャフトの長さを調節でき、こちらも掃除機感覚の楽な姿勢で掃除することができる。
粘着テープ部分はケースに収納できるが、先ほど紹介したタイプと違って自立しないため、どこかに立てかける必要がある。
付属テープは、15周分。こちらは、まっすぐカットするタイプだ。注意書きには、カーペット用と書かれていて、毛の長い絨毯などへの使用は不可。また、畳もNGだ。粘着力によって使用可能な素材が異なるため注意したい。
■商品詳細
商品名:粘着テープクリーナー(伸縮三段式、テープ15周付)
価格:330円(税込み)
原産国:中国
材質:本体 ポリプロピレン、アルミニウム、鉄
サイズ:64cm×18cm×7cm
座ったまま使えるハンディタイプ
コロコロといえば、こちらというくらい定番のサイズが「レギュラーサイズ粘着テープクリーナー」だ。座ったまま、ちょっと掃除したいときに手軽に使えるハンディタイプ。ハンドル部分も握りやすい。
伸縮タイプと同じケースに入れるようになっているが、ハンディタイプのためこちらは自立した。ハンディタイプは、手軽に使え、収納場所にも困らないのが便利だ。
粘着テープは、15回分付属している。テープの粘着力がなくなったら、ミシン目の部分からテープをはがす。こちらは、カーペット専用などの注意書きはなかったが、粘着力がしっかりあるため、カーペット用と同じように使うのがよさそうだ。
■商品詳細
商品名:レギュラーサイズ粘着テープクリーナー
価格:110円(税込み)
原産国:中国
材質:ポリプロピレン、鉄
サイズ:30cm×17cm×7cm