SOUNDPEATS(本社:中国・深圳)は、独自開発のクロスオーバー技術を採用した同軸デュアルダイナミックドライバー搭載完全ワイヤレスイヤホン「Engine 4」の発売を開始した。希望小売価格 は8480円(税込)。その特徴は以下のとおり。
独自開発の「同軸・デュアルダイナミック型ドライバー」 搭載
独自のダイナミックドライバーを同軸上に2基配置する「同軸デュアルダイナミック型ドライ バー」を採用。
これにより中低音域を担うφ10mm、高音域を担うφ6mmのダイナミックドライバーは互いに干渉せず、振動板の同期性を高め音の歪みを抑制。
さらに同社では「位相特性の優れたシームレスで自然な音調表現と、繊細な解像感を高い次元で両立しています」と説明している。
素材を吟味した2基の新開発振動板
Engine 4の同軸デュアルダイナミック型ドライバーは、PUにチタンメッキを施した3層構造からなるφ10mmPET複合振動板と、同じくチタンメッキを施したφ6mmのPET振動板で構成されている。
設計に際しては素材を厳選。柔軟性と反発力に優れたPET素材に高硬度のチタンを組み合わせることで、力強く迫力がある低域と、見通しよくクリアで明るい中高域を目指したという。
独自開発のクロスオーバー技術を採用
Engine 4では、物理的なクロスオーバーと電子回路によるクロスオーバーを組み合わせた独自開発の「デュアルクロスオーバー技術」も採用している。
まず 物理的なクロスオーバーでは、低域と高域それぞれに独立した音導管を割り当てることで、 分割されている周波数帯域間の違和感低減とスムーズな音調を実現。
そして電子回路クロ スオーバー技術では演算により高・中・低の各音域をバランスよく分離していく。
同社は「ハードウェアとソフトウェアという異なるアプローチを活用したクロスオーバー技術と、新開発の振動板を組み合わせることで、分離感を維持しながらも一貫性のある、クリアーで滑らかな音を実現しています」とアナウンスしている。
高音質コーデックLDACに対応
音質志向のワイヤレスイヤホン/ヘッドホンに多数の採用実績を誇る、高効率・高音質オーディオコーデック「LDAC」に対応。
同じくLDACに対応する再生機と組み合わせれば、サンプリング周波数最大96kHz・量子化ビット数24bitというハイレゾ相当の再生が可能になり、音楽ストリーミングサービスやファイル再生をより高音質に楽しめる。
使いやすく洗練されたデザイン
イヤホン本体の周囲にうっすらと施された菱形の起伏は、指でつまめば適度な摩擦により落下防止となるうえ、装着しやすさとケースからの取り出しやすさが容易になるなど、美観のみならず実用性を兼ね備えたものだ。
充電ケースは、手にしたときの収まりのよさに留意しつつ、温かみと柔らかさを感じさせるコンパクトな楕円形デザインを採用している。
マルチポイント接続に対応
Bluetoothのマルチポイント接続に対応、1台のEngine 4が2台の親機(トランスミッター/ 送信側)と同時接続できる。
パソコンとスマートフォンを利用しているとき、両方にマルチポイント接続していれば、突然パソコン側でビデオ会議が始まったとしても、スマートフォン側の音楽再生を停止しパソコンにつなぎ替える必要はない。
10バンドEQ機能搭載の専用アプリで音質カスタマイズ
10バンドEQ機能搭載・iOS/Android OS対応の専用アプリ「SOUNDPEATS」を利用すると、Engine 4のサウンドを好みで調整できる。ファームウェアアップデートなど、本製品を長く利用するためにも役立つ。
Engine 4の主な仕様
カラー/ブラックスティール
ドライバー/同軸デュアルダイナミック型(φ6mm + φ10mm)
Bluetoothプロファイル/A2DP 、AVRCP 、HFP、SPP 、GATT
対応オーディオコーデック/LDAC、AAC、SBC
最大再生時間/イヤホンのみ:約12.5時間、充電ケース併用:約43時間
充電時間/約2.5時間
通話ノイズキャンセリング/対応(ENC:環境ノイズキャンセリング)
マルチポイント接続/対応(LDAC再生時使用不可)
防水レベル/IPX4準拠(イヤホン本体)
マイク/計2基(片側1基)
重量/イヤホン片側約6.5g、イヤホン両側+充電ケース:約43g
付属品/USB Type-C充電ケーブル、説明書、アプリ説明書
関連情報
https://jp.soundpeats.com
構成/清水眞希