地方就職で不安に思っていたこと1位「給料が少ない」。一方、20代の8割以上が地方就職に「満足」と回答
次に、U/Iターンで地方で就職することへの不安について調査したところ、地方就職に不安を抱えていた人は約8割にも及ぶことが分かった。
不安に思っていたことについては、各年代とも「給料が少ない」に票が集まり、それぞれ約半数の人が給料の低さを不安視していたことが明らかに。
また、20代では30代・40代に比べて「職場で人間関係を上手く築けるか(38.9%)」や「企業の知名度が低い(30.6%)」という点を気にする人が多いことも判明した。
様々な不安を抱えていたことが分かったが、実際に地方就職してみてその実情はどうだったのだろうか。
地方就職に満足しているかを聞いたところ、全体の7割以上が「とても満足している(18.0%)」「満足している(56.8%)」と回答。なかでも、20代の満足度は8割を超える結果になった。
U/Iターン別に満足している点について調べると、どちらも2番目に「職場での人間関係」という回答が挙がっている。
また、不安に感じている人が多かった「給料」については、Uターンでは5位に、Iターンでは1位という結果に。就職前に抱えていた不安は解消されているようだ。
また、「生活にかかるコスト」という回答も多く、地方就職の大きな魅力の一つであることがうかがえる。
約4人に1人が国・自治体・民間企業などからの補助金・助成金を受け取っている!合計金額はおよそ30万円以上50万円未満
満足度の高かった地方就職だが、地方就職時は転居や新生活の準備に何かとお金がかかるもの。そこで、国・自治体・民間企業などからの補助金・助成金を受け取った人がどれくらいいるのか調査した。
その結果、約4人に1人が「受け取った(24.0%)」と回答。Uターンは26.1%、Iターンは19.9%が補助金・助成金を受け取っていることが明らかに。
受け取ったおおよその合計金額は、「30万円以上40万円未満(17.5%)」「40万円以上50万円未満(17.5%)」という回答が最多であった。
U/Iターン別に見ると、Uターンは「30万円以上40万円未満(19.8%)」、Iターンは「40万円以上50万円未満(23.5%)」という回答が多い。