エン・ジャパンは、同社が運営する人事向け情報サイト『人事のミカタ』上でサイトを利用している従業員数300名以下の企業の人事担当者を対象に「夏季賞与」に関するアンケート調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
83%の中小企業が夏季賞与を支給予定、昨年から6ポイント増加
【図1】2023年、夏季賞与は支給予定ですか?
「2023年、夏季賞与は支給予定ですか?」と聞くと、83%の中小企業が「支給予定」と回答した。これは昨年より6ポイントの増加となる。
支給額「増額予定」の企業は35%、増額理由は「ベースアップの影響」
【図2】昨年(2022年)の夏季賞与と比較し、支給額に変動はありますか?(夏季賞与を「支給予定」と回答した企業)
【図3】増額する理由をお教えください(夏季賞与を「増額予定」と回答した企業。複数回答可)。
夏季賞与を支給予定の中小企業に、昨年の夏季賞与と比較して支給額に変動があるか聞くと、最多は「賞与支給額は変わらない」(50%)だった。
「増額予定」と回答した企業は35%で、増額理由のトップは56%で「ベースアップ(基本給の増加)の影響」だった。夏季賞与を「減額予定」と回答した企業は11%で、減額理由は「業績不振」が74%で最多となっている。
【図4】減額する理由をお教えください(夏季賞与を「減額予定」と回答した企業。複数回答可)。
約4割の中小企業が「景気の回復を感じる」
【図5】昨年(2022年)と比較し、景気の上昇や回復を実感できていますか?
「昨年(2022年)と比較し、景気の上昇や回復を実感できていますか?」と聞くと、37%が感じる(非常に感じる:3%、どちらかというと感じる:34%)と回答した。
賞与支給に関する悩みは「原資確保」「賞与の算定方法」
【図6】社員への賞与支給に関して悩みや課題をお教えください。(複数回答可)
社員への賞与支給に関して悩みや課題を聞くと、上位は「業績不振など、原資確保の悩み」(40%)、「賞与の算定式の悩み」(37%)となった。
調査概要
調査方法/インターネットによるアンケート
調査対象/『人事のミカタ』を利用する従業員数300名以下の企業
有効回答数/374社
調査期間/2023年5月2日~5月30日
関連情報
https://partners.en-japan.com/
構成/清水眞希