新たなモビリティサービスの創出
蔦屋書店やTSUTAYAを訪れる文化への感度や環境意識の高い顧客に向け、ヒョンデのカーシェアリングサービス「MOCEAN(モーシャン)」を6月23日(金)より代官山T-SITEにて開始する。
このサービスでは、ヒョンデのEVである「IONIQ 5」および専用充電器を利用できる。なおヒョンデは、2022年から「MOCEAN」を横浜、沖縄で提供している。
また今後、CCCが展開するシェアオフィスの機能性とラウンジの居心地のよさを併せ持つ空間「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」のユーザーへ、プライベートな移動空間として「IONIQ 5」をラウンジのように利用することができる、新しいライフスタイルとしての「モビリティ」×「シェアラウンジ」サービスの実現も共同で検討していく。加えて、CCCが展開するその他の拠点においても「MOCEAN」の拡大を検討していく。
両社はサービスを運営する過程で蓄積されるデータを相互で活用し、今後モビリティサービスを持続的に発展させ、モビリティサービスを活用した新事業企画の創出などを共に図っていくとしている。
ZEV拡大のためのデータマーケティング協業
ヒョンデとCCCは今後、CCCグループが有するビッグデータをもとに、持続可能な生活に興味が高い人や自然環境の保護を心掛けている人、また社会課題を意識して生活を送っている人など、持続可能な新時代をともに築いていくパートナーとなる人をデータベースから導き出し、ヒョンデのブランドコンセプトをもとにさまざまなコミュニケーションを図りながら、ZEV時代の新しいライフスタイルの提案に向けたデータマーケティングに取り組んでいく。
また日本全国の蔦屋書店やTSUTAYAにおいて、ZEVの新しい価値観を体感できるようなオンラインと融合したサービス開発を行っていく予定としている。
ヒョンデは日本市場において、オンライン販売によるデジタルトランスフォーメーションを加速化させている。CCCが有するデータサイエンス力とライフスタイル企画力を積極的に活用し、より高度に精緻に顧客データを管理しながら顧客のニーズに沿ったCustomized CX Journeyを提供していくといている。
グローバルEV体験プラットフォーム開発およびその拡大
ヒョンデのグローバルブランド拠点内でEV体験プラットフォームを開発し、グローバル展開を推進していく。
例えば、韓国や海外で展開中の「Hyundai Motorstudio」のようなブランド空間の中で、EVの世界観を体験できるコンテンツ提案などを両社で行い、より豊かな空間でのEV体験を、日本を中心に東アジアやASEAN諸国などグローバルに展開していく予定。
■Hyundai Motor Companyの張在勲 President&CEOのコメント
「モビリティ会社とコンテンツ会社の協業により、さまざまな試みを通じて新しい可能性を創出していくことを期待しています。特にお客さまの好みに対する徹底した分析を通じて、新しいライフスタイルを企画するCCCと、ヒョンデが追求するZEVの文化を共に広げ、差別化されたHyundaiのブランドイメージを構築していきます」
■CCCの高橋誉則 代表取締役社長兼COOのコメント
「CCCは生活提案企業として、日本のさまざまなライフスタイルの創出に寄与してまいりました。現在、地球環境の変化と生活者の価値観が大きく変わる中、「カーライフ」にもサステナビリティの考え方が浸透し始めています。
私たちはヒョンデの理念や価値観に共感し、今回の協業を進めてまいります。これにより、新たなZEVライフスタイルをお客さまへ提案し、お客さまのウェルビーイングな生活を推進しながら、地球規模のゼロエミッションに向けたソーシャルアクションを起こしていきたいと思っています。」
関連情報:http://worldwide.hyundai.com
構成/土屋嘉久