HTC NIPPONは、販売が一時休止となっていた「SteamVR ベースステーション 2.0」の販売を再開した。それに伴い、VIVE Pro2に同梱されるベースステーション 2.0についても新しいモデルへ順次変更される。
※ベースステーション 1.0規格の製品、およびベースステーショントラッキング方式を採用していない製品と組み合わせの使用はできない。
SteamVR ベースステーション 2.0
「SteamVR ベースステーション 2.0」(型番:99HATV000-00)の価格は2万5575円(税込)。VIVE Pro 2(型番:99HASZ017-00)は20万9000円(税込)。なおVIVE Pro 2は旧製品からの仕様の変更・パッケージの変更はない。
VIVE Pro 2
ベースステーションとは
ベースステーションとは、VRヘッドセットおよびコントローラ、トラッカーなどに信号を送信し、トラッキングをおこなうためのセンサーだ。
高度な光学技術が採用されており、プレイエリア内で正確なトラッキングが維持できるようサポートしている。
ベースステーションの設置について
ベースステーションは、利用する場所に適した方法で設置が可能だ。ちなみに部屋の対角線上で、頭の高さより上にくる 2m以上の位置への設置が理想的だという。
取り付ける際には、三脚、ライトスタンド、または突っ張り棒を使用したり、安定した本棚に置いてもよい。振動しやすい不安定な取り付け方法や振動に弱い面は避ける。
ベースステーションの視野はそれぞれ120度。角度を30~45 度で調整してプレイエリア全体をカバーするように設置する。トラッキングを最適な状態で行なうため、2 つのベースステーション間の距離は5m以内にしたい。
1台のみの設置でも使用可能
同社では通常、ベースステーションは通常2台セットでの使用を推奨しているが、1方向の向きで使用する場合には、1台のみでも使用可能だという。
ただし、ベースステーションを背にしてしまうとヘッドセットのセンサーが認識できなくなってしまうので注意が必要。
3台以上あれば精度が向上
10m×10mをカバーする1つの部屋で、最大4台のベースステーションを使用できる。
各ベースステーションには、150 度の水平視野があるため、プレイエリアを全てカバーできるように、左右の角度を調整することで、複数人・複数台が同じプレイエリアで使用する際にも、死角が少なく・精度の高いトラッキングが実現できる。
※同じプレイエリアに配置するベースステーションは、それぞれに異なるチャンネルを設定する必要があります。これは SteamVR ソフトウェアが自動的に実施します。
※プレイエリアでは同じバージョンのベースステーションのみを使用してください。
シングルユーザー用セットアップ例
マルチユーザー用セットアップ例
ベースステーションの互換性
ベースステーションは別バージョンのモデルと同時に使用することはできない。同じバージョンのベースステーションのみを使用する。
構成/清水眞希