メルコホールディングスのグループ会社であるバッファローは、中小企業(従業員数100名〜1000名未満)の情シス(情報システム部門)担当者103名を対象に、中小企業のランサムウェア対策に関する実態調査を実施。回答結果をグラフ化して発表した。
8割以上がランサムウェア感染に関して対策が必要と回答
「Q1.あなたは、お勤め先における「ランサムウェア感染」に関して、対策の必要性を感じていますか」(n=103)と質問したところ、「非常に感じている」が55.3%、「やや感じている」が27.2%という回答が得られた。
ランサムウェア感染予防対策を行っている企業は79.6%
「Q2.あなたのお勤め先では、ランサムウェア感染を予防するための取り組みを行っていますか」(n=103)と質問したところ、「十分に行っている」が32.0%、「やや行っている」が47.6%という回答となった。
ランサムウェア感染予防対策は「ウイルス対策ソフトの導入」が92.7%で最多
Q2で「十分に行っている」「やや行っている」と回答した担当者に、「Q3.ランサムウェア感染予防対策として、どのような取り組みを行っていますか(複数回答)」(n=82)と質問したところ、「ウイルス対策ソフトの導入」が92.7%、「OSおよびソフトウェアを常にアップデートした状態に保つ」が74.4%、「メールのフィルタリング設定」が67.1%という回答が得られた。
ランサムウェア感染予防対策を行っていない理由
Q2で「あまり行っていない」「全く行っていない」と回答した担当者に、「Q4.ランサムウェア感染予防対策を行っていない理由を教えてください。(複数回答)」(n=15)と質問したところ、「対策方法がわからないから」が33.3%、「対策を行うための人員や時間がないから」が26.7%、「対策を行うための予算が不足しているから」が20.0%という結果になった。
8割以上の情シス担当者がランサムウェアの感染被害を認識
「Q5.あなたは、個人のPCがランサムウェアに感染すると、そのPCからアクセス可能なNASやファイルサーバー内のデータも不正に暗号化されてしまうことをご存じですか」(n=103)と質問したところ、「知っている」が80.6%、「知らなかった」が15.5%という回答となった。