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文字を消すだけじゃない!めちゃくちゃ便利な「BackSpaceキー」4つの使い方

2023.07.03

BackSpaceキーは文字を消すキーのことです。単に消去するだけでなく、ほかにも4種類の使い方があるので確認しましょう。またDeleteキーとの違いや、BackSpaceキーがうまく反応しない場合の設定の変更方法も紹介します。

BackSpaceキーとは?

(出典) pixabay.com

入力した文字を消すときに使うのがBackSpaceキーです。同じく文字を消すキーにはDeleteキーもあります。BackSpaceキーとDeleteキーの違いも含め、基本的な知識を解説します。

カーソル直前の文字を1文字消すキー

Enterキーの上部に配置されているケースの多いBackSpaceキーは、キートップに『BackSpace』『BS』『←』などと記載されているのが特徴です。1回押すとカーソルの直前にある1文字を削除、押し続けると連続で削除できます。

BackSpaceキーを押すと、状態の通知や動作の指示をする制御文字の一種であるBSコードがパソコン本体に送信され、機能が果たされる仕組みです。

Deleteキーはカーソル直後の文字を消すキー

同じように文字を消すキーには、Deleteキーがあります。違うのは消す文字の方向です。BackSpaceキーがカーソルより前の文字を消すのに対し、Deleteキーはカーソルより後の文字を1文字消します。

また以下の通り、ショートカットキーにも用いられているキーです。

  • Ctrlキー+Deleteキー:選択した項目を削除しごみ箱へ移動
  • Shiftキー+Deleteキー:選択肢た項目をごみ箱へ移動せず削除

BackSpaceキーの使い方

バックスペース

(出典) pixta.jp

BackSpaceキーの使い方は、文字を消すだけではありません。どこでどのように使えるのか知っていれば、操作の効率化につながります。使う場所によって異なる4種類の機能をチェックしましょう。

ダイアログボックスで一つ上のフォルダーを開く

ウィンドウの手前にポップアップ表示され、指定の操作をする小さなウィンドウをダイアログボックスといいます。例えばWordでフォントの詳細設定を行うフォントダイアログボックスや、段落の詳細設定を行う段落ダイアログボックスなどです。

BackSpaceキーを使えるのは、ダイアログボックスの中でも『名前を付けて保存』と『開く』を使用中にフォルダーを選択しているときです。ここでBackSpaceキーを押すと、一つ上のフォルダーを開けます。

エクスプローラーで前のフォルダーを表示する

ファイルを管理するために使うエクスプローラーでも、BackSpaceキーを使えます。役立つのは、エクスプローラーで前に開いていたフォルダーを表示したい場合です。

BackSpaceキーにより、前に開いていたフォルダーへ戻れます。一つ前のフォルダーへ戻るなら1回、二つ前のフォルダーへ戻るなら2回押しましょう。

設定でホームページへ戻る

スタートメニューから設定へ進むと、ディスプレイ・サウンド・通知・フォーカス・電源とバッテリーなど、システムに関する設定ができます。これらの設定画面を表示しているときにも、BackSpaceキーによる操作が可能です。

BackSpaceキーを1回押すと、ウィンドウ左側の『システム』を選択した状態になり、もう1回押すと設定のホームページへ戻ります。

元に戻すショートカットキーに使う

BackSpaceキーを使うショートカットキーもあります。前の単語を消せるのは『Ctrlキー+BackSpaceキー』です。文字列を消す場合には、BackSpaceキーを単独で押すよりも素早く削除できます。

IMEの設定や使用しているIMEのバージョンによっては『Altキー+BackSpaceキー』を使って、元に戻す操作も可能です。『Ctrlキー+Z』と同じ操作のため、使いやすい方を選ぶとよいでしょう。

BackSpaceキーとフィルターキー機能

バックスペースキー

(出典) pixta.jp

複数の文字を消したい場合には、BackSpaceキーを連続で押す操作もあります。このとき設定によっては、BackSpaceキーが反応しないケースもあります。反応しない設定を正常に戻すには、どのような操作が必要なのでしょうか?

BackSpaceキーが反応しない理由は?

BackSpaceキーがうまく反応しない場合、フィルターキー機能がオンになっている可能性があります。自分が操作したいキーを的確に押すのが難しい場合に役立つユーザビリティ機能で、同じキーを何度も押す動作や瞬間的なキー操作を無視する設定です。

オンになっていると、複数の文字を消すためにBackSpaceを連打しても、最初の1文字しか消せません。フィルターキー機能はShiftキーを8秒間押すと有効になる機能のため、操作ミスでいつの間にか設定されている可能性があります。

設定をオフへ変更するには、スタートメニューから『設定』へ進み、『アクセシビリティ』から『キーボード』を選びましょう。『フィルターキー機能』をオフへ切り替えれば、BackSpaceを押した回数だけ文字を消せるようになります。

構成/編集部

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