これから投資デビューする人にうってつけなのが「ポイント運用」だ。
ショッピングやサービス利用で貯まったポイントを運用に回すことで、投資の疑似体験ができる。利益が出れば各社特典に応じて還元され、損失が出ても直接お金が減ることはない。
だが、ポイント運用が人気な理由はそれだけではなかった!
すぐに始められる
PPSCインベストメントサービス株式会社が運営する「PayPayポイント」のポイント運用は、口座開設などのめんどうな手続きが不要。PayPayアプリの利用者なら規約同意するだけですぐに運用を始めることができる。
そんな手軽さから、PayPayのポイント運用サービスは2023年4月時点で運用者1,000万人を突破。「開始からわずか3年での達成となり、業界の中でも最速記録(※1)となりました」(PPSCインベストメントサービス・広報)
(※1)2023年4月現在、PPSCインベストメントサービス調べ
運用状況はスマホで気軽にチェック
運用中のポイント数は、選択したコースの参照資産の価額に応じて日々変動していく。気分は証券会社でおこなう株式投資さながらだ。
最新の運用状況は、各社アプリでいつでもチェックが可能。また、残高チェック、ポイントの追加・引き出しもスマホ画面だけでスムーズに完了できる。
期待する成果やリスクに応じてコースが選べる
楽天グループ株式会社のポイント運用「ポイント運用 by 楽天PointClub」には、「アクティブコース」と「バランスコース」の2コースがある。アクティブコースは日々の値動きが大きく積極的な運用を目指しており、バランスコースは値動きが小さく安定的な運用を目指している。専用アプリならそれぞれの運用状況の違いが一目瞭然だ。「ポイントが増えた人の割合は95%(※2)。長期運用がおすすめです!」(楽天グループ・ポイント運用担当)
(※2)楽天グループ株式会社調べ。2018年7月20日から2021年7月16日の期間のアクティブコース/バランスコースの利用者を集計。
いつでも引き出せる
運用中のポイントはいつでも好きなタイミングで引き出せる。KDDI株式会社の「au PAY ポイント運用」ならPontaポイントとして利用でき、増えた分も合わせてショッピングに使えてお得! 「2022年12月には利用者数が300万人に。200万人突破した同年4月から約9か月で100万人増というスピード感に驚いています」(KDDI・広報)
●「ポイント運用」成功の秘訣は、 “決済のおまとめ”と“キャンペーン利用”
ポイント運用でより利益を出すためには、生活の中で出来るだけ多くのポイントを貯めて運用に回すことが不可欠だ。日用品の購入時だけではなく食費や水道光熱費の決済までまとめて同じ決済方法にすれば、それだけポイントも貯まりやすくなる。
また、各社で行われているポイントアップのキャンペーンに参加することでさらに貯まる。
●ポイント減のリスク対策は、コツコツ長期運用
ポイント数は日々の運用状況に応じて変動していくため、時期によっては大きく目減りすることもある。減少リスクを最小限にとどめるためには、長い目でコツコツ運用を続けていくことが必要だ。
株式や投資信託で用いられるドルコスト平均法(※4)と似た方法で、毎月一定数のポイントを定期的に運用へ回していけば、積立投資をするように平均単価を抑えることができるだろう。
(※4)ドルコスト平均法:金融商品を一度に購入せず、時間と金額を分散させて長期に渡って定時定額で購入していく投資法。購入単価が平均化されることで、価格下落時には資産の大幅な減少を防ぎ、上昇時には購入価格の高値づかみを調整する効果がある。
※紹介した内容は、2023年6月現在の各社ポイント運用の説明です。最新情報は、公式サイトや問い合わせ窓口で確認してください。
文/齋藤めぐみ