チケットの購入はアプリがなくてもできる?
株主用パスポートを除けば、東京ディズニーリゾートへ行くのに「東京ディズニーリゾート・アプリ」は必須ではありません。例えスマホがなくてもチケットを購入したりパークに入園することはできます。
もし自宅にネット環境がある方であれば、PCやタブレットから「東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトの予約・購入ページ」を開いてオンラインで購入し、「パークチケット二次元コード」をプリントアウトして持参すればOKです。
ネット環境が無い場合はアナログチケットになりますが、現在もディズニーストアなど一部店舗では名刺サイズのチケット(通称「紙チケット」)を取り扱っています。紙チケットをパーク内のメインストリート・ハウス(またはゲストリレーション)へ持っていき受付をすれば、後述の「ディズニー・プレミアアクセス」を購入することも可能です。
と、このように基本的にはアプリがなくても入園に問題はありませんが、東京ディズニーリゾートを楽しむにはアプリがあった方が断然便利です!
チケットの管理以外にも、アトラクションやレストランの事前受付、待ち時間のチェック、現在地が表示されたMAP、パーク限定のお土産の購入(利用時間の制限有)など、入園前・入園中・入園後の動作が一通りできるので、最低でもグループで1台はアプリの入ったスマホを用意しておくと良いでしょう。アプリを入れる場合は、東京ディズニーリゾートに行く計画を立てる段階でスマホに入れておくのがおすすめです。
ネックとしては、アプリを操作しているとけっこうな勢いで電池が減ることです。写真や動画を撮ることも考えるとモバイルバッテリーは必須だと思っておきましょう。パーク内にはモバイルバッテリーのレンタルサービスもありますが、有料なので持参した方が安心&割安です。
※ディズニーチケットの詳細な購入方法は公式ページで確認してください
6月で惜しまれつつ廃止した「ファストパス」に代わる2つのサービス
「ファストパス」は、2000年に東京ディズニーリゾートに導入以来愛用されてきたパーク内のサービスです。
アトラクションに並ぶ時間を大幅に短縮して効率よく周ることができるため人気があり、以前はファストパスを取得するための発券機に並ぶ、という現象も起きていたほどです。
コロナ禍を期に長らく休止中でしたが、コロナが落ち着いた後も再開することはなく、今年の6月を持って終了することが正式に発表されました。
ファストパスの発券機はそれ自体がアトラクションの一部のようなデザインをしているため、思い入れのある古参のファンからは廃止を悲しむ声も多かったとか。
そんなファストパスに代わって、現在東京ディズニーリゾートで利用できる同系統のサービスは2つあります。
①「ディズニー・プレミアアクセス」(有料)
「ディズニー・プレミアアクセス」は、2022年5月から導入された有料の予約サービスです。間違えられやすいですが、「プレミア “ム” アクセス」ではなく「プレミアアクセス」が正解です。
いわばファストパスの有料版で、事前に時間指定で予約をしておくことで短い待ち時間で対象アトラクションを体験したり、席取りをしなくても特別席でのんびりショーを観覧することができます。
注意点としては有料であることと、パークチケット1枚につき1回分のプレミアアクセスの購入しかできないことです。対象施設や価格は変動するので、プレミアアクセスの利用を検討している人は事前に公式サイトでチェックしておきましょう。
もちろん、プレミアアクセスがなくても
②「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」(無料・期間限定予定)
「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」は、今年6月に発表されたばかりの新たな無料サービスです。
パーク入園後にアプリから対象施設を選択して取得することで、一部アトラクションを短い待ち時間で体験することができます。夏季導入に向けて準備を進めている段階で、導入日や利用方法の詳細については決まり次第随時発表されるとのこと。
まさにファストパスの後継!といったサービスで期待する口コミも多いのですが、現在のところ期間限定で今夏導入予定という情報しかないため、今後常設になるのかなどは不明です。
■「東京ディズニーリゾート 40 周年記念プライオリティパス」対象施設
【東京ディズニーランド】
スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー
スペース・マウンテン
バズ・ライトイヤーのアストロブラスター
ビッグサンダー・マウンテン
プーさんのハニーハント
ホーンテッドマンション
モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!
【東京ディズニーシー】
アクアトピア
インディ・ジョーンズ®・アドベンチャー: クリスタルスカルの魔宮
海底 2 万マイル
タートル・トーク
ニモ&フレンズ・シーライダー
マジックランプシアター
レイジングスピリッツ
※パークの運営状況によっては当日利用できない場合もある
「スタンバイパス」はファストパスとは別物なので注意
ファストパスと名前が似ている「スタンバイパス」ですが、用途としては別物になります。
スタンバイパスは対象の施設の「列に並ぶ権利を得る」ためのパスで、パーク入園後にアプリで取得し、スタンバイパスに記載された時間になったら並ぶという仕組みです。
こちらはコロナの休園明けにファストパス制度がないなかで、人気アトラクションの待ち時間だけが異様に長くなってしまうことで生まれた混乱を救済するための措置でした。
現在は両パークともスタンバイパス対象のアトラクションはなく、一部ショップやレストランが対象になっています。スタンバイパス対象の施設は時期によって変わるので、必要であれば公式サイトで確認しておきましょう。
パーク内での飲食代やお土産代の目安は?
東京ディズニーリゾート内には、アトラクションやショー以外にも魅惑的なオリジナルフードやドリンクが数多くあります。
もしかしたら「チケットを購入したらあとは一切お金をかけない」という人もいるかもしれませんが、パーク内で飲食をしたりお土産を買って帰るゲストがほとんどでしょう。
東京ディズニーリゾートでゲスト1人あたりが使う飲食代の平均は、大体3,200円前後といわれています。あくまで全体の平均なので、ポップコーンやチュロスをたくさん食べ歩きたい人や、朝昼晩の食事をしっかりとる人などはこれよりもかかると考えておいた方がいいと思います。
参考までに、パーク内の定番おやつであるポップコーンのレギュラーボックスは税込400円~ですが、ケー付きなら税込1,600円~、バケット付きは税込2,400円~です。リフィル(バケットに入れてくれるおかわり)税込600円~なので、以前パークに行った時のバケットが家にあるという人は、持って行った方が断然お得です。
カフェでの軽食なら1,000円前後から、レストランなら数千円から1人10,000円するスペシャルコースまであるので、食事の予算は何を食べるかによって大きく変わるでしょう。
同じくお土産代も何を選ぶかによって大きく変わりますが、ゲスト1人あたりの平均予算は大体4,500円くらいといわれています。
参考までに、お菓子のお土産のなかでも定番のチョコクランチ缶は16個入り税込800円~、チュロススナックは8袋入り税込900円~。ディズニーシーの人気者、ダッフィーのぬいぐるみ(S)は税込4,000円、ぬいぐるみバッジ(ノーマル)は1,600円です。
東京ディズニーリゾートのパーク内で使うお金を節約したい場合は、できるだけカジュアルなお店で食事をするか、事前にお土産の予算を決めておくのがおすすめ。特にお土産は見ているうちにあれもこれも欲しくなってしまうので、テンションが上がって余計なものを買ってしまわないようにするのがコツです。
東京ディズニーリゾートで夏を楽しもう
今年の夏は4年ぶりにびしょ濡れイベントを復活させた東京ディズニーリゾート。
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーどちらも思いっきり夏を満喫できるプログラムで、盛り上がること必至です!
今夏ディズニー行きを狙っている人は、早めの予習と準備をして当日ばっちり楽しんでくださいね。
※当記事の情報は全て2023年6月の執筆時のものです
© Disney
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.