MS-Japanは同社が運営する管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career」において、管理部門の給与アップと人事評価の実態調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。本稿では、その一部を抜粋してお伝えしていく。
2023年に度給与がアップした管理部門は43%
今回の調査では、「新年度に変わるタイミングで、あなたの給与(※)は上がりましたか?」という設問に対して、「上がった」と回答した人は全体の半数以下の43%にとどまった。
※基本給に加え一律の手当を含む
一方で、アップ額については「10,001円以上」の回答者が最も多いという結果となっている。
また同設問の回答を職種ごとに見た結果が下記のグラフで、唯一「人事」が過半数を超える60%が給与アップしたことがわかった。
人事評価に満足している管理部門は37%
管理部門の人事評価への満足度に関する項目では、制度に満足しているのはわずか37%という結果になった。
人事評価に不満な理由第1位は「評価基準・目標設定への不満
続いて不満の理由については、第一位には、そもそもの評価基準への不満である「評価基準や項目目標設定が不明確/不適切/納得できない」が78%という結果が得られた。
また、その他の回答では「昇格基準を満たしているが、前が詰まっているという理由で足踏みになっている」「間接部門の評価が蔑ろにされている」など、管理部門職種の評価の難しさを感じさせる回答が寄せられた。
調査概要
調査方法/WEBアンケート
調査対象/管理部門職種の全国の男女
調査テーマ/「管理部門の給与アップと人事評価の実態調査」
有効回答数/420名
調査実施日/2023年4月24日~4月30日
調査主体/株式会社MS-Japan(https://www.jmsc.co.jp/)
関連情報
https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12211.html
構成/清水眞希