インテル コーポレーションは、インテルCore Ultraプロセッサーおよびインテル Coreプロセッサーの新ブランドの公開とともに、クライアント・コンピューティングの大幅なブランド・アップデートを発表した。
今回のブランド・アップデートの発表は、今年後半に登場予定のMeteor Lake(開発コード名)プロセッサーの発売に先立って行われたもの。アップデートの主なポイントは以下の5点となる。
・最高峰のクライアント向けプロセッサーとなるインテルCore Ultra プロセッサー・ブランドの登場
・メインストリームのクライアント向け製品となるインテルCoreプロセッサーのブランド体系を簡素化
・Meteor Lake(開発コード名) 以降の製品から、インテルのプロセッサーの区分を3/5/7/9の表記に移行
・インテルEvoとして認証されたシステムに対してインテルEvo Editionプラットフォーム・ブランドを適用
・所定の企業向けシステムに対してインテルvPro Enterpriseプラットフォーム、インテルvPro Essentialsプラットフォームのラベルを導入
なお、Meteor Lake(開発コード名)は、クライアント向けプロセッサーのロードマップの変曲点を象徴する製品として、新しいIntel 4プロセスノードを基盤に製造される初のクライアント向けプロセッサーとなり、クライアント向けとして先進の3Dパッケージング技術「Foveros」によるチップレット設計を初めて採用し、消費電力効率とグラフィックス性能の向上が見込まれている。また、専用のAIエンジン「インテルAIブースト」を組み込んだ初のクライアント向けプロセッサーとなる。
今回のブランド・アップデートについて、同社では「この新たなブランド体系は、今後のクライアント製品のテクノロジー・ロードマップを見据えて構築されました。今回の刷新により、ユーザーは業界をリードするインテルのパートナー・エコシステムが提供するクライアント向け製品の中から、自身の使い方に最適なPC製品をより簡単に見つけられます。そして、20年近くにわたりPC業界の主力製品であり続けてきたインテルCoreランドの優位性を強調しながら、このユーザー・メリットを実現します」としている。
関連情報
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html
構成/立原尚子