2023年5月28日、三重県の鈴鹿サーキットにて『HondaGO BIKE MEETING』が開催されました。
HondaGO BIKE MEETINGとは、メーカーを問わずすべてのバイクのオーナーが参加できるバイクの祭典。目玉企画はなんといっても、鈴鹿サーキットのコースを自分の愛車で走行できる『サーキットツーリング』です!
今回の記事では、私(高木はるか)とスーパーカブ90の参加レポートをお届けします!
鈴鹿にバイクが大集合!
会場に到着したのは午前8時のこと。すでにエントランスには長蛇の列ができていましたが、窓口がたくさんあったため流れはスムーズです。
車種はバラバラですが、250cc以上のバイクが比較的多いようです。これまで私は小排気量のミーティングに参加する機会が多かったため、大きなバイクに囲まれた時の迫力には、腹の底から湧き上がるような興奮がありました!
エントランスではチケット代わりのリストバンドを受け取り、いざ、会場の中へ突入です!
スーパーカブでサーキットを走ろう!
HondaGO BIKE MEETINGのすごいところは、なんといっても自分の愛車で鈴鹿サーキットの国際レーシングコース(約5.8km)を走行する『サーキットツーリング』に参加できることです。
サーキットツーリングでは、本物のマーシャルカー(レース中にトラブルがあった際に、先導する役割を持つ車)の先導に合わせて、安全な速度でコースを2周(125cc以下は1周)走ります。1日のなかで126cc以上が25枠、125cc以下が3枠の走行枠があり、1枠につき250台のバイクが参加できるのです。
本来であれば、コースを走行するためにはライセンスが必要です。HondaGO BIKE MEETINGでは、サーキットツーリングへの参加希望者全員が当日開催のブリーフィングを受け、走行中のルールやシグナルの意味などを学びました。
ブリーフィングが終わったライダーから順番に、愛車に乗ってピットエリアへと向かいます。
ピットエリアとは、レース車両の整備を行う場所。通常観客は入れないのですが、この日はサーキットツーリングに参加するバイクの控えエリアとして、特別に開放されていたのです。
ピットエリアの床には特殊な塗料が使われていて、ツヤツヤと光を反射して輝いています。普段はレースで活躍する選手や関係者しか入れない場所だと思うと、立っているだけでもドキドキしちゃいます!
125cc以下の走行枠までは、約1時間半の待ち時間がありました。目の前のコースを眺めていると、続々と前枠の参加者たちがスタートをしていきます。
コースに並ぶバイクたちは迫力満点!以前レースを見に鈴鹿サーキットへ来た時は、写真の奥に小さく見える観客席に座ったことをよく覚えています。
あの日はミニチュアの模型のように小さく見えていた光景が、今は目の前にある!その事実が信じられず、ソワソワとした気持ちで落ち着きません。
…そう感じているのは私だけではないようで、ピットエリア内にはライダーたちの熱気が充満しています。例えるならば、お盆に北海道へ到着した直後のフェリーの駐輪場みたい。みんな、「今すぐにでも走り出したい!」という気持ちが抑え切れません。
自分たちの枠が近付くやいなやいそいそと愛車に跨り、ちょっと早すぎるかな?というぐらいのタイミングでエンジンをかけちゃう人もいる中、予定の時刻を迎えたのでした。