カーソルキーは矢印キーや方向キーとも呼ばれており、移動するときやショートカットキーに使われています。カーソルキーの位置や役割を確認した上で、WindowsとMacで異なるショートカットキーをチェックしましょう。
カーソルキーの役割や配置は?
カーソルキーの役割は移動です。上下左右の矢印を押すと、矢印の向きに移動が可能です。ショートカットキーにも使われているため、位置を覚えれば作業の効率化にも役立ちます。
カーソルキーは移動が目的のキー
キートップに『↑』『↓』『←』『→』が記載されているカーソルキーは、移動するために使うキーです。例えばテキスト入力中に『←』を1回押せばカーソルは1文字左へ、『→』を1回押せばカーソルは1文字右へ移動します。表計算なら上下左右のセルの移動が可能です。
また、CtrlキーやAltキーを組み合わせたショートカットキーも複数あります。使いこなすことで作業の効率化にもつながるキーです。
カーソルキーの場所
キーボードのどの場所にカーソルキーが配置されているかについても、チェックしておきましょう。テンキー付きのキーボードであれば、文字入力に使うメインキーとテンキーの間の下部に割り当てられているのが一般的です。矢印マークの付いたキーが十字形やひし形に並びます。
テンキーがないキーボードでは、右側のShiftキーの下部に配置されているケースが多いでしょう。WindowsのキーボードでもMacのキーボードでも、ほぼ同じ位置に配置されています。
【Windows】カーソルキーのショートカットキー
ショートカットキーの種類はWindowsとMacで異なります。カーソルキーを使うショートカットキーも同様です。ここではWindowsのショートカットキーを、発揮する機能ごとに見ていきます。
カーソルを移動させる
カーソルキーは単独で押すだけでもカーソルを移動させられますが、ショートカットキーを使うと、より効率的です。素早く移動させたいときに知っておくと役立ちます。
- Ctrlキー+←:前の単語の先頭へカーソルを移動させる
- Ctrlキー+→:次の単語の先頭へカーソルを移動させる
- Ctrlキー+↓:次の段落の先頭へカーソルを移動させる
- Ctrlキー+↑:前の段落の先頭へカーソルを移動させる
ウィンドウの大きさや場所を変える
Windowsキーと組み合わせて使えば、ウィンドウの大きさや場所の移動も簡単にできます。マウスを使わなくても、瞬時にウィンドウの配置を変更可能です。
- Windowsキー+↑:ウィンドウの最大化
- Windowsキー+↓:ウィンドウの最小化
- Windowsキー+←:画面の左側にアプリやウィンドウを最大化
- Windowsキー+→:画面の右側にアプリやウィンドウを最大化
ブラウザで戻ったり進んだりする
ブラウザで資料を読み進めているときに、前の資料と元の資料を行き来して確認するのにも、カーソルキーが役立ちます。戻るボタン・進むボタンをクリックしなくても操作でき、マウスへ持ち替える手間を削減できるショートカットキーです。
- Altキー+←:戻る
- Altキー+→:進む
また表示しているページのスクロールは『↑』『↓』を押せばできます。じっくり読むならスクロールに必要な回数だけ押せばよく、長押しすれば一定の速度でスクロールしていき流し読みに便利です。
【Mac】カーソルキーのショートカットキー
Macで使えるカーソルキーのショートカットキーもチェックしましょう。文書作成やFinderで使えるショートカットキーを紹介します。
文書作成時に役立つショートカットキー
文書を作成するときには、最初から読み返したり、修正が必要な箇所へ移動したりする必要があります。以下のショートカットキーを使えば、長い文章でも素早い移動が可能です。
- fnキー+↑:1ページ分上へスクロール
- fnキー+↓:1ページ分下へスクロール
- fnキー+←:書類の先頭までスクロール
- fnキー+→:書類の末尾までスクロール
- commandキー+↑:挿入ポイントを書類の先頭へ移動
- commandキー+↓:挿入ポイントを書類の末尾へ移動
- commandキー+←:挿入ポイントを現在の行の先頭に移動
- commandキー+→:挿入ポイントを現在の行の末尾に移動
- optionキー+←:挿入ポイントを前の単語の先頭へ移動
- optionキー+→:挿入ポイントを次の単語の末尾へ移動
- shiftキー+commandキー+カーソルキー:範囲指定
- shiftキー+カーソルキー、optionキー+shiftキー+カーソルキー:選択範囲の拡張
Finderで使えるショートカットキー
Finderでカーソルキーのショートカットキーを使うと、フォルダを操作できます。
- commandキー+↑:現在のフォルダを内包するフォルダを開く
- command + control + ↑:現在のフォルダを内包するフォルダを新規ウインドウで開く
- commandキー+↓:選択した項目を開く
ファイルやフォルダの表示方法には、アイコン表示・リスト表示・カラム表示・ギャラリー表示があります。このうちリスト表示になっているときには、『右』でフォルダを開く、『左』でフォルダを閉じる操作が可能です。
構成/編集部