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人気の転職先企業ランキング、3位ソニー、2位グーグル、1位は?

2023.06.21

給与をアップさせたい、待遇を改善させたい、自身の専門性を高めたい、ガラリと違う仕事に就きたいなど、転職にかける思いは人それぞれ。そんなビジネスパーソンの様々な希望を叶える“転職先”として人気の企業は一体どこだろうか?

転職サービス「doda」はこのほど、22~59歳のビジネスパーソン5,083人を対象に「転職したい会社」を調査し、その調査結果を「doda転職人気企業ランキング2023」として発表した。

4年連続1位の「トヨタ自動車」。前回からさらなるポイントアップで人気が高まる

2023年の転職人気企業ランキングは、TOP3は2020年から4年連続で、「トヨタ自動車」(1位)、「グーグル」(2位)、「ソニー」(3位)という結果になった。

なかでも、今回1位の「トヨタ自動車」は、その人気の高さに拍車がかかっている。

同社は総合ランキングだけではなく、「業種別メーカー(機械・電気)」「職種別営業系」など17の調査区分で前年同様1位をキープし、さらに「職種別事務・アシスタント系」と「年代別30代」の区分でも「グーグル」を抜き、1位になった。

投票ポイントを見ても、前回は1位「トヨタ自動車」と2位「グーグル」の差は600ポイントほどだったが、今回は「トヨタ自動車」が5,453ポイント、「グーグル」が3,862ポイントと、「トヨタ自動車」が1,591ポイントの差を広げる結果になった。

アンケートで、同社は「社風がよさそう」「社員の満足度が高いイメージ」といった声が多く見られた。自社メディア「トヨタイムズ」などで自社の取り組みを積極的に発信している影響からか企業イメージもよく、こうした背景が、ポイントアップの要因になっていると考えられる。

インフレが進む中、「ファーストリテイリング」など賃上げを行った企業の人気が高まる

「ファーストリテイリング」は、前年の48位から11位へと大幅に順位アップ。初任給の引き上げを含む、最大40%の給与アップのニュースに好感が持たれたようで、「初任給が高くなったと最近話題だから」「物価上昇のなか、給与の引き上げが話題になったから」「賃上げで給料が良さそうだし、はたらきやすそう」など、給与水準に関するコメントが多く寄せられた。

また、34位から24位へと大きく順位を伸ばした「オリエンタルランド」も、4月からパートやアルバイトを含む社員の給料を平均で約7%引き上げ、話題になった。さらに、「任天堂」(9位)も、2023年4月から全社員の基本給と初任給を一律10%引き上げたことがニュースになった。

このように、2023年の転職人気企業ランキングでは、インフレが進む中で賃上げに取り組んでいる企業への人気の高まりがうかがえる結果となった。

「任天堂」など経営理念や経営方針に共感を集めた企業が15位以内にランクイン

9位の「任天堂」は、前回調査の13位から順位を4つ上げ、TOP10入りした。2019年には30位だった同社は、コロナ禍の2020年に15位にランクインし、その後も15位以内を4年連続でキープし続けている(2020年:15位、2021年:7位、2022年:13位、2023年:9位)。

同社には「ゲームが好きだから」という投票コメントが多く寄せられた。ゲームは、巣ごもり消費の一つであったため、コロナ禍でより身近になった人が増え、支持につながった可能性が考えられる。

ほかにも、「福利厚生がよい」「日本のゲーム産業のトップ企業で、顧客を大事にする姿勢に好感が持てる」「企業価値が高いだけでなく、安定性もあって離職率が低そうだから」というコメントが寄せられたことから、企業イメージや企業方針が高評価を得ており、それがランキング上位をキープしている要因の一つだと推測される。

また、「パナソニック」(5位)、「本田技研工業(Honda)」(15位)など、歴史的に名経営者と呼ばれる社長が率いてきた企業の人気も安定しており、経営理念や経営方針への共感や将来性についてのコメントが多数集まった。

鉄道業界や旅行業界では、圏外からTOP300にランクインした企業も

30位以降を見ると、「鹿島建設」(139位→65位)、「大林組」(156位→67位)、「清水建設」(177位→76位)、「日建設計」(圏外→286位)と、複数の建設会社が前回より順位を上げている。

これは、時間外労働の上限規制適用を2024年に控え、建設業界のはたらき方が変わりつつあることや2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)、2027年に開業予定のリニア中央新幹線をはじめとした大規模プロジェクトにも関心が集まっていることなどが関係していると考える。

投票コメントでも、「インフラ整備に興味がある」「大規模な工事を扱うから」「未来に残る仕事だから」など、仕事のスケールの大きさに魅力を感じる声が多く見られた。

さらに、今回の調査では前回圏外だった71社が新たにTOP300にランクイン。これは、75社が新たにTOP300入りした2022年とほぼ同程度の入れ替わりとなっている。圏外からランクインした企業として、鉄道業界からは、「小田急電鉄」(173位)、「京阪電気鉄道」(210位)、「近畿日本鉄道」(258位)、「北海道旅客鉄道(JR北海道)」(267位)、「東急電鉄」(286位)の5社。旅行業界からは、「日本旅行」(275位)が挙げられる。

<調査概要>
対象者:22歳~59歳の男女
雇用形態:正社員
調査手法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
調査期間:2023年2月17日~2月24日
調査方法:投票者が転職を希望する企業を自由形式で1位から3位まで記入。持ち点10ポイントの中から、それぞれの企業への志望度合いに応じて自由にポイントを振り分ける。
*ランキングは、振り分けられたポイントの合算値(小数点以下第二位まで)が多い順に作成。
*ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施
回答人数:5,083人

出典元:転職サービス「doda」

構成/こじへい

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