長らく続く物価の上昇。それに伴い、食費に電気代、ガソリン代など、様々なモノやエネルギーの値段が高くなっているが、実際のところ、どれくらいの消費者がこの変化に不安を覚えているのだろうか。また、こうした状況下で支給される夏のボーナスにおける“人気の使い道”とは?
BIGLOBEはこのほど、全国の20代から50代の男女1,000人を対象に「2023年夏の生活とお金に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
物価上昇で「生活に不安」8割に
全国の20代から50代の男女1,000人に「昨今の物価上昇にともない生活に不安を感じるか」と質問したところ、8割の人が「生活に不安を感じている」と回答した。
内訳を見ると「ここ1年くらい不安を感じていて、最近(ここ数ヶ月)より不安を感じている」(20.1%)、「最近(ここ数ヶ月)不安を感じるようになった」(15.5%)となり、最近(ここ数ヶ月)不安が高まった人が35.6%にのぼっていることがわかった。
さらに、「生活に不安を感じている」と回答した783人に「昨今の物価上昇にともない対策を考えているか(対策をしているか)」と質問したところ、「節約」については「あてはまる」(47%)、「ややあてはまる」(44.3%)をあわせ9割という結果になり、大多数の人が「節約志向」であることが明らかとなった。
なお、「収入を増やすこと」については「あてはまる」(25.4%)と「ややあてはまる」(41.1%)を合わせて、約7割という結果になった。
価格の上昇が生活に影響、1位「食費」、2位「電気代」
全国の20代から50代の男女1,000人に「価格の上昇が生活に影響があると感じているもの」を質問すると、1位「食費」(81.2%)、2位「電気代」(73.1%)。続いて、3位「ガス代」(48%)、4位「ガソリン代」(41%)となった。
さらに、「電気代」の上昇が生活に影響を与えていると感じると回答した731人に「行っている(行おうと思っている)節電対策」について聞くと、「照明をマメに消す」(70.3%)が最も多く、以下、「エアコンの設定温度の調整」(45.7%)、「エアコンのフィルター掃除」(34.1%)、「使用していない電化製品はコンセントを抜く」(29.7%)と続いた。