専属M&Aエージェント(FA)サービスを中小企業に広く提供するRISONALを運営するオーナーズは、会社・事業の売却経験がある中小企業経営者を対象に「M&Aについてのアンケート」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
※FAとはファイナンシャル・アドバイザーの略で、M&Aにおいて特定の顧客の利益を追求する目的で助言業務を提供する人およびサービスの総称。
希望どおりの条件で売却できた人は半数以下
希望どおりの条件で売却ができたか聞いたところ、「希望どおりだった」が45.0%、「少し妥協したが許容範囲だった(39.0%)」が39.0%、「かなり妥協した(7.0%)」「全く希望どおりではなかった(9.0%)」は合わせて55.0%となった。
ということで希望どおりに売却できた人とそうでなかった人の割合は約半数ずつという結果になり、希望した条件で売却できた人ははわずか半数以下にとどまることがわかった。
希望どおりにならなかったことの1位は「譲渡価格」
売却の条件を妥協した人、希望どおりにならなかった人に、希望どおりにならなかったことを聞いたところ、「譲渡価格」が52.7%と最も多く、「手取り金額」が34.5%、「売却後の経営体制、経営方針」が29.1%と続いた。
約半数が会社・事業の売却に「M&A仲介会社」を利用
会社・事業の売却に際して利用した専門業者を聞いたところ、「M&A仲介会社」が47.0%で最も多く、「弁護士や会計士などの士業事務所」が37.0%、「何も利用していない」が23.0%となった。
売却時の業者選定は、「会計士・税理士や知人からの紹介」
売却時に専門業者を利用した人に、どのようにして業者を選定したか聞いたところ、「会計士・税理士からの紹介」が45.5%と最も多く、「知人からの紹介」が44.2%と続く。
売却時の業者を選んだ理由の1位は「具体的な買い手提案があった」
売却時に自身で専門業者を選んだ人に、業者を選んだ理由を聞いたところ、「具体的な買い手提案があった」が50.0%で最も多く、「知名度があった」が40.5%、「担当者との相性がよかった」と「おすすめされた」が37.8%の順となった。
FAサービスのイメージは「売り手に寄り添ったサポートをしてくれる」
M&AにおけるFAサービスのイメージを聞いたところ、「売り手に寄り添った助言・支援をしてくれる」「専門性が高い」「より良い条件で売却できる」がそれぞれ4割以上を占めた。
調査概要
調査名称/M&Aついてのアンケート
調査機関/FASTASK
調査対象/事業・会社売却を経験したことがある30代以上の男女
調査方法/Webアンケート
調査日/2023年5月18日〜6月2日
有効回答数/100件
関連情報
https://risonal.com/
構成/清水眞希