アーティストと一体になれる！9月にオープンする音楽特化型ライブアリーナ「Kアリーナ横浜」の全貌

Kアリーナ横浜

　次々と魅力的なスポットが生まれる横浜みなとみらい21地区に、今年9月29日、約2万席の音楽特化型施設「Kアリーナ横浜」がオープンする。

「大規模なライブコンサート会場の不足が音楽業界の課題となる今、スポーツメインの施設ではなく、音楽特化型アリーナとしてプロジェクトを立ち上げました」と、運営を行なうKアリーナマネジメント代表の田村 剛さんは話す。

　会場は、アーティストと観客の一体感を生み出す扇型形状。大規模な天井への吊り込みを可能とし、多様な演出に対応する舞台、音響、照明なども一部常設する。機材の搬出入や設営・撤去などに関連するコスト削減や時短化も図られ、主催者側が公演のクリエイティブに集中できるよう配慮した。

　現在、同エリア内では多くの音楽ホールが手を組み、みなとみらいを中心とした横浜の「ミュージックシティ構想」を進める模様。公演前後も新たな楽しみ方を提案していきたいと田村さんは明かす。

「アーティストにも観客にも〝Kアリーナ横浜にもう1度来たい！〟と満足いただける施設を目指していきます」（田村さん）

　同エリアが〝ライブの聖地〟と呼ばれる日も遠くはないだろう。

　併設するホテル棟には「ヒルトン横浜」が9月24日に開業。公演の後はホテルに宿泊し、翌日はみなとみらいの人気スポットを回遊する、新しい観光スタイルが生まれそう。

スタンド全席がステージ正面を向く扇型形状の3層構造

施設は地上9階建て。スタンドの傾斜は緩やかに設計され、すべての座席からライブに没入できる。全席に長時間快適に過ごせるファブリックシートを導入。音楽と同時に飲食も楽しめるほか、座席にカップホルダーを2個用意する。

併設するラウンジも充実

特別なゲスト専用のワイド40m仕様のVIPラウンジ。室内からライブ鑑賞できるVIPボックスの豪華さは圧巻！

取材・文／安藤政弘