ゼンショーによるロッテリアの買収、ポテトの一時販売休止……と、何かと話題の多いハンバーガーチェーン。そんな中、特に注目されているのが値上げだ。もはや高級な食べ物になりつつあるハンバーガーの今を探るべく、大手チェーンの最高値バーガーをライター渡辺が〝実食〟しながら調べてみた。
1位の商品は、パテ2枚重ね以上がほとんど。肉質にこだわったプレミアムなもの、バンズからはみ出すほどサイズの大きいパテを使うところも多く、ハンバーガー1個とドリンクがあれば夕食としても十分なボリューム。合わせると1000円オーバーになるが、どんどん値上がりしているので、いっそ最高額ハンバーガーを贅沢なディナーと捉えれば、割り切ることができるのでは?
ファストフード店の「高額バーガー」潜入調査
※季節限定品、セット商品、店舗限定商品を除く本誌調べ
■ マクドナルド
夜メニューの『倍マック』と、こだわりのパテを使った『サムライマック』が上位を独占。
〈渡辺’S CHECK〉『ビッグマック』よりドレッシングの味は薄め。肉の味を楽しみたい人に◎。
■ ロッテリア
『クラシックビッグ』は、肉自体の味わいを出すためパテに使用する調味料は塩のみ。
〈渡辺’S CHECK〉フライドオニオン、ベーコンを一緒に挟んでいるので、サイドメニューなしでも満足だ。
■ モスバーガー
4位はライスバーガー焼肉の肉増量版なのでグリーンバーガー以外は「肉ダブル系」と言える。
〈渡辺’S CHECK〉肉汁ジュワジュワの大判パテが2枚あるため、バンズが肉汁を吸いきれない!
■ バーガーキング
1位の商品は、この春発売されたばかりの社運をかけて販売されたというビッグな一品だ。
〈渡辺’S CHECK〉5つのチェーンの中でナンバーワンの大きさ。肉の味をガッツリ楽しみたいならこれ。
■ フレッシュネスバーガー
他のチェーンはダブル系のバーガーを多数販売するがここのダブル系は1位の商品だけだ。
〈渡辺’S CHECK〉レタスの緑、トマトの赤、チーズの黄色、肉の茶色と彩りで食欲をそそります。
取材・文/渡辺雅史 イラスト/トーマス・オン・デマンド