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ディスプレイとPCをつなぐVGAケーブルとはどんな機能を持つケーブルなのか?

2023.07.09

VGAケーブルとは、ディスプレイとパソコンやプロジェクターなどの機器をつなぐケーブルです。しばしばデスクトップ向けディスプレイの接続に使われています。VGAケーブルと機器をつなげないケースの対策も含めて、特徴を見ていきましょう。

VGAケーブルとは何か

VGAケーブルは1980年代後半から使われているディスプレイケーブルの一種です。まずはVGAケーブルに関する基本的な情報と、端子の形状を確認します。

ディスプレイケーブルの1つ

ディスプレイと機器をつなぎ映像を出力するのがVGAケーブルです。1980年代後半から導入され始めたディスプレイケーブルで、導入から30年以上たっても現役で使用されています。ただし全ての機器に対応しているわけではありません。

特に薄型でコンパクトな最新機器には採用されていないケースがあります。ディスプレイがVGAケーブルに対応していても、映像入力の機器が対応していなければつなげない可能性もあるでしょう。機器に採用されている端子の規格に合わせ、対応しているディスプイレイケーブルを選ばなければいけません。

端子の形状をチェック

VGAケーブルの端子は角の丸い台形をしています。多くの機器に採用されているHDMIケーブルと比べると、厚みも横幅も大きいのが特徴です。

またHDMIケーブルは機器に差し込むだけで接続が完了するのに対し、VGAケーブルは差し込んだ後で両脇にあるねじを締めます。ねじで固定し、引っ張ってもケーブルが抜けなくなる仕組みです。

接続部分にはD-Sub15ピンケーブルと呼ばれるようになった由来である、D-Sub規格の3列15ピンが配置されています。

VGAケーブルの特徴

VGAケーブル

(出典) pixta.jp

長く使用され続けているVGAケーブルは、アナログ信号で映像を伝えるのが特徴です。機器からディスプレイへ映像を送るとき、デジタル信号をアナログ信号へ変換しなければならず、映像の劣化が起こる可能性がある点に注意しましょう。

アナログ信号を伝送

VGAケーブルが伝えられるのはアナログ信号です。アナログ信号で伝わる映像の画質は、ケーブルの質や長さ・端子の状態などに左右され、ケーブルが長くなるほど画質の劣化が表れやすくなります。

ただ、家庭で使う数mくらいの長さであれば、画質に明らかな差が出ることはほとんどなく問題ないでしょう。一方、30~60m程度の長さだと、映像が劣化し画質に差が出ます。

高画質な映像を出力するには、基本的にケーブルの長さや種類で劣化が起こらないかを確認した上で、ケーブルを選ぶ必要があります。

伝送できるのは映像のみ

機器からディスプレイへ伝えられるのは映像のみという点も、VGAケーブルの特徴です。プレゼン資料の画像を表示させるだけであれば十分ですが、音声付きの資料動画を流すときには対応できません。

映像とともに音声も流す必要があるなら、別にオーディオケーブルも用意しましょう。オーディオケーブルも併せて接続することで、音声付きの映像に対応できます。また外部スピーカーを用意すれば、より鮮明で大きな音声を伝えられます。

機器の性能を生かしきれない可能性

高画質対応のパソコンやディスプレイを選んでも、VGAケーブルでつなぐと性能を生かしきれないかもしれません。VGAケーブルで映像を伝えるには信号をデジタルからアナログへ変換しなければならず、その過程で画質が低下する可能性があるためです。

また解像度の上限がVGAケーブルの最大値になるのもデメリットです。例えば、4Kディスプレイは高い解像度で美しい映像を楽しめますが、手持ちにVGAケーブルがあるからといって使うと、VGAケーブルの最大値以上の解像度が出せません。

高性能なディスプレイを使っているにもかかわらず、期待したほどの映像を見られないことになります。

VGAケーブルをつなげないときは?

VGAケーブル

(出典) pixta.jp

VGAケーブルに対応していない最新型のノートパソコンと、VGAケーブルにしか対応していない会社のモニターをつなごうとして、困ったことはありませんか?両者をVGAケーブルでつなぎたいときは、どうすればいいのでしょうか。

デバイスに合わせたVGAケーブルを使う

VGAケーブルのみ対応のディスプレイと、VGAケーブルの使えないパソコンをつなぐには、VGA端子と他の規格の端子が片方ずつ付いているケーブルを選びましょう。VGA端子とHDMI端子が付いているタイプや、VGA端子とRCA端子が付いているタイプなどがあります。

例えばパソコンに備わっているのがDVIであれば、VGA端子とDVI端子の付いているケーブルを使います。利用するデバイスに合わせた端子が付いているタイプを選べば、VGA端子を使えないデバイスとVGA端子しか使えないディスプレイの組み合わせでも接続可能です。

変換アダプターを使う

手持ちのVGAケーブルをそのまま使うなら、手持ちの機器に対応した端子の変換アダプターを使用します。このとき接続部に合うよう、差し込まれる凹型(メス型)のジャックと、差し込む凸型(オス型)のプラグのどちらのアダプターが必要かもチェックしましょう。接続部は同じタイプのジャックとプラグを組み合わせます。

例えばディスプレイ用のVGAケーブルの先端に凸型のプラグが付いており、パソコンにはHDMIに対応した凹型のジャックがある場合、VGAジャックとHDMIプラグからなるアダプターがあれば接続できます。またアダプターにオーディオケーブルも付いていれば、1本で音声出力も可能です。

構成/編集部

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