工機ホールディングスジャパンは、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」から、「コードレス冷温庫」の新製品として、36Lの大容量モデル「UL 18DE」と10.5Lのコンパクトモデル「UL 18DD」を発表した。
「UL 18DD」はすでに発売中で、「UL 18DE」は8月に発売する予定。価格は「UL 18DE」が159,170円、「UL 18DD」が109,340円(いずれもマルチボルト蓄電池「BSL 36B18X」を1個同梱)。
カラーはともにフォレストグリーン、サンドベージュ、アグレッシブグリーン(受注生産品)の3色で展開する。
↑「UL 18DE」(左からフォレストグリーン、サンドベージュ、アグレッシブグリーン)
↑「UL 18DD」(左からフォレストグリーン、サンドベージュ、アグレッシブグリーン)
「コードレス冷温庫」は、保冷と保温の機能を搭載し、電源のとれない場所でも蓄電池で稼働することができる製品。今回の新製品「UL 18DE」は、冷凍、冷蔵、保温が同時にできる3部屋モードを搭載した36Lの大容量モデル。
着脱可能な仕切板で庫内を3部屋に分割し、左右中央で用途に応じた異なる温度を設定できるので、さまざまな使い方が可能だ。
一方、「UL 18DD」は、軽量でスムーズに持ち運びができる10.5Lのコンパクトモデルで、付属の仕切板で庫内を2部屋にセパレートすることが可能。運搬時に便利なキャリーハンドルを搭載するほか、ショルダーベルトも付属する。
また、両モデルともに、庫内の仕切板を検出して部屋数にあわせて温度設定の表示数を自動で切替える「仕切板自動検出機能」を搭載。これにより部屋ごとの温度が分かりやすくなり操作性も向上した。
さらに、従来機種では、温度を上下で表記をしていたが、今回新たに採用したスイッチパネルでは、部屋の並びに合わせて温度表示がされるため、部屋ごとの温度が分かりやすくなっている。
加えて、コンセント、車(シガーソケット)、蓄電池の3電源で使用でき、通電自動復帰機能も搭載。コンセントや車載用電源に接続した状態で蓄電池をセットすると、保冷・保温しながら蓄電池を充電することも可能だ。
このほか、USB端子(USB type-C、type-A)を搭載しているので、スマートフォンの充電も可能。「UL 18DE」には、12V出力ソケットも搭載し、別売のケトルや市販の12V出力機器(ファン、電気毛布など)を使うこともできる。
なお、同社は、キャンプ場や建設現場などに持ち込めるコードレス冷温庫のニーズが高まっていることから、今回36Lモデル「UL 18DE」と10.5Lモデル「UL 18DD」の2モデルを追加。
従来の18Lモデル「UL 18DC」、25Lモデル「UL 18DBA」と合わせて、全4モデルの豊富なラインナップで、多様なユーザーのニーズに対応する。
主な仕様
※1 従来の蓄電池(BSL3620/3625/3626/3660)は使用できない。
※2 充電時間は周囲環境温度や蓄電池の状態により長くなるときがある。
※3 保冷・保温、またはUSB出力を併用した際は、充電時間が長くなる場合がある。
※4 12V出力は蓄電池のみからの出力。
製品情報(UL 18DD)
https://www.hikoki-powertools.jp/products/powertools/li-ion-other/ul18dd/ul18dd.html
構成/立原尚子