『酒と肴と男とサウナ』第25快
やられた~!
イイ意味で完全にやられました『SPA&SAUNA コリドーの湯』。
どこをやられたかって、まぁ全面的にやられまくったんですが、いきなりサウナ室にズキュ~ンとやられた!
オートロウリュなんですが、ロウリュ水の吐口の下に、散水板のようなパーツがある。そしてこのパーツがロウリュ水をサウナストーン全体に分散させて降り注ぐような仕事をしている。
ただし! 水を分散させるだけじゃないのよ、そのパーツの役割!
わざと水がよく流れ落ちないような構造になってるらしく、一度オートロウリュがはじまると、その後数分間、ズーッと水がタラタラ落ち続けてるの。
で、やっと水が全部落ち切ったと思ったら、もうそのすぐ後には次のオートロウリュ開始!
ようするに常時タラタラとオートロウリュしてるような状態。
『タラタラ』って表現は、悪い意味で使うことが多いけど、ワタクシ、人生で初めて『タラタラ』がイイ方向に作用している現場に出くわしましたよ!
そのくらいこの『タラタラ』の生む高湿度が効きに効いたサウナ室内は、まさしく熱の悦楽!
あまりの体感の気持ち良さに、とっくに体の芯まで熱くなり、すぐにでも水風呂入りたい状態に陥っても、この気持ち良さをもう少し味わいたいと、我慢しまくってサウナ室に居座ったもん。
↑熱い悦楽の体感も素晴らしいが、暗めの照明もグッと大人っぽく、ムーディー銀座なサウナ室。
そのくらいサウナ室で気持ちよくなった後も、気持良さは目白押しで続く。
80年代にテクノと同じムーブメントで流行ったインテリアのハイテックを思い出すかのような浴室は、あえて壁で仕切りを作ることで、回廊……それも未来の回廊のような雰囲気が漂う。
↑ハイテックって単語、覚えてる人いるでしょうか? 「この前、霞町にできたカフェバー。ハイテックでさ」なんていう風に当時は使っておりましたが、今考えたら40年前かよ。でも今またこの感じが新鮮! 右奥の青い照明に照らされ浮かぶ浴槽が水風呂。
銀座のド真ん中で外気を取り入れた休憩スペース! これは贅沢ですよ。
↑場所柄さすがに窓全開ではないが、しっかり外気を取り込んでいる外気浴スペース。
サウナ室の説明にスペース使いすぎた分、端折って書きましたが、いや~これはやられない方がおかしい!