様々な会社でDX化が進み、その変化に対応する人材を育成する企業の人材戦略として「リスキリング」の必要性が唱えられて久しい。
こうした中、デジタルに関する学習機会を求めているビジネスパーソンはどれくらいいるのだろうか?
パーソルプロセス&テクノロジーはこのほど、企業で働く人5,000名を対象に、「デジタル学習実態調査2023」を実施し、その結果を発表した。
1,000人以上の企業ではたらく人の約7割、全体では約6割が「デジタルに関する学習は必要」と感じている
デジタル学習の必要性において、1,000人以上の企業ではたらく人の約7割がデジタルに関する学習が必要」と回答。全体でも55.8%と約6割が必要性を感じていることがわかった。
デジタルの学習状況において、約6割の人が「学習していない」と回答
デジタル学習状況は、全体で「学習していない」が60.3%という結果となった。
デジタルに関する「学習機会の提供」は15%以下にとどまる
DXやデジタル活用を学ぶ機会の提供において、現状、「提供されている」と回答した人はわずが14.9%ということがわかった。
従業員規模別でみると、従業員数が少なくなるほど「提供されている」割合が減少傾向にあることが明らかになった。
デジタルを学びたい理由トップ3は「現在の業務をより遂行しやすくするため」「キャリアアップにつながるため」「会社から求められているため」
学習していると回答した人のうちデジタルを学ぶ理由は、全体で「現在の業務をより遂行しやすくするため」が45.5%と最も高く、次いで「キャリアアップにつながるため」が37.0%、「会社から求められているため」が33.5%という結果となった。
デジタル学習を今後学びたいと回答した人は約半数
デジタル学習を今後「学びたい」「やや学びたい」と回答した人は48.8%という結果になった。一方で「あまり学びたくない」「学びたくない」と回答した人が21.8%と学習意欲がない人も存在することが明らかになった。