ランドセルは大体どのぐらいの値段を検討していますか? 実は価格帯によって、使用されているデザインや機能性などに違いがあります。それぞれの特徴を知って参考にしてみてはどうでしょうか。
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ランドセルはみんなどのぐらいの値段を購入している?
〝天使のはね〟のランドセルで有名なセイバンのアンケートによると、同社で最も購入されている価格帯は5万円台で全体の32%、6万円台で22%、7万円台以上が17%だそうです。4万円以下は合わせても28%と、全体の4分の1の結果になっています。
この価格帯における特徴を、セイバンのランドセルでチェックしてみましょう。
幅広いランドセルの値段
購入価格帯は、3万円未満から7万円以上と差があります。これは素材、機能性、希少価値によって値段に差が出るためだそうです。
非常に安い値段1~2万円台の値段のランドセル
ランドセルとしても非常に安い価格帯となります。お得なイメージがありますが、耐久性や機能面が十分ではない製品も残念ながら存在します。現物を確認できないネット通販などは特に、購入する場合は注意したいものです。
比較的安い値段とされる3~4万円台のランドセル
ランドセルの中では比較的安い価格帯です。例えば国内メーカーでは、シンプルな機能やデザインにすることでコストを抑え、この価格帯を実現しているモデルが多くなっています。
また、アウトレット商品として、本来上質なランドセルがこの価格帯で販売されることもあります。
【参考】セイバン|ランドセルの価格の相場は〇万円!値段ってどれくらいが妥当?
〝天使のはね〟〝3D肩ベルト〟で軽く背負える。4万円台の値段のランドセル「ユアメイト ハンナ/ユアメイト ウィリー」
セイバン「ユアメイト ハンナ/ユアメイト ウィリー」 4万7300円
シンプルなデザインに愛らしさを加えた「ユアメイト ハンナ」とクルマをモチーフにした親しみやすいベーシックなデザインに仕上げた「ユアメイト ウィリー」。〝
天使のはね〟と〝3D肩ベルト〟の機能により、ランドセルを重心の高い位置で安定させ、体感重量を軽減させてくれます。
【参考】セイバン「ユアメイト ハンナ」
セイバン「ユアメイト ウィリー」
最も多く選ばれている値段は5~7万円台のランドセル
5~7万円台のランドセルは最も多く選ばれている価格帯で、品ぞろえも豊富。様々な製品の中から選べます。また、素材に人工皮革や牛革を用いたモデルが一般的となっており、耐久性や使い心地など細部までこだわった製品群となるのが特徴です。
6万円台のセイバンのランドセル「モデルロイヤル クラシック」
落ち着いたイメージのあるシンプルなデザインが特徴。セイバン「モデルロイヤル クラシック」 6万500円
シンプルなデザインが特徴で、どのカラーを選んでも落ち着いたイメージを保つことができます。ランドセルのサイドには、立体的な「イチョウ盛り」など、本革ランドセルに使用される伝統的な加工がプラスされています。
イオンでも6万円台の値段のランドセルが買える! イオン「かるすぽ みらいポケット スマート」
イオン「かるすぽ みらいポケット スマート」 6万9300円
背あてに圧力が分散される〝かるくなーれ〟を採用。総マチ(大マチ+小マチ)が最大19cmで大容量なのに、背おいやすいランドセルです。
小マチのポケットは3cmから8cmまで自在に伸び縮みでき、荷物の量によって簡単に調整できるのもおすすめポイントです。
8万円台以上の高級ランドセルも人気!
人気の価格帯は6~7万円台ですが、ランドセルの中には品質やデザイン、機能性にこだわった8万円台以上の高級なランドセルもあり、支持を集めています。
厳選された牛革やコードバン(馬の革)といった、上質な皮革で作られたモデルが増えるのがこの価格帯のランドセルの特徴です。人工皮革の場合は耐水性や耐傷性に優れた素材を採用したモデルも多いです。
また、細かい刺しゅうが施されたデザインやブランドとのコラボ商品なども魅力です。
ここでは、土屋鞄の8万円台、10万円以上のランドセルを例としてご紹介します。
ミナ ペルホネンとのコラボは開けると華やかなイラストが。8万円台の値段のランドセル土屋鞄「アトリエ」
土屋鞄製造所 「アトリエ」シリーズ 8万5000円
「ミナ ペルホネン」とのコラボモデルは、ランドセルを開くと鮮やかな絵が広がります。絵には「空想する喜びや自由な創造力を大切にしてほしい」という思いが込められています。
内装は時間割入れと前ベルトをなくすことで、スッキリとした仕様。名前カードとチャームは「アトリエ」のオリジナルデザインとなっています。
モダンで美しいデザイン。10万円台の値段のランドセル。土屋鞄「HERTE」
土屋鞄のランドセル「HERTE」シリーズ 19万円
伝統とモダンを融合させた美しいデザインのランドセルです。12本の線の集合体を6つ重ねて生まれた六角形は、子どもたちが紡ぐ6年間の月日を表現しています。
フタの裏面やポケット部分にも、文様の型押しを施すことで、シックで洗練された雰囲気に仕上がっています。
※データは2023年6月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/山田ナナ