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ウインカーを出すタイミング、体調不良時の運転、つい忘れがちな交通ルール5選

2023.06.23

毎日のように運転していても、つい忘れてしまっている交通ルールがあります。そこで、運転免許を取得する時に必死で覚えたものの、免許取得後に忘れがちな交通ルールを5つご紹介します。この機会に法律で定められているルールを再確認してみましょう。

忘れがちな交通ルールがある

運転免許を取得する際に学んだ交通ルールは、時間の経過とともに忘れてしまうことがあります。「知らなかった」や「忘れていた」とならないためにも、忘れがちな交通ルールを、改めて確認しましょう。

忘れがちな交通ルール①信号の色の意味

信号の色の意味は、覚えているつもりでも法律どおりに答えられないことがあります。ここでは、車道にある信号と横断歩道にある信号(人の形の信号)の意味(原則)を再確認してみましょう。

道路交通法施行令 第二条には、信号の意味が定められています。

・青色の灯火:進行することができる
・黄色の灯火:横断を始めたり停止位置から先に進んだりしてはならない(黄色の灯火が表示された時に停止位置へ近接していて安全に停止できない場合を除く)
・赤の灯火:停止位置を越えて進行してはならない(交差点ですでに右左折している車両などを除く)
・人の形の青の灯火:進行することができる
・人の形の青の点滅:横断を始めてはならない(道路を横断している歩行者などは、速やかに横断を終わるか、横断をやめて引き返さなければならない)
・人の形の赤の灯火:横断してはならない

上記は、あくまでも一部の信号の原則だけを抜き出し、わかりやすく説明した文となります。

これらの信号の中でも「黄の灯火」や「人の形の青の点滅」の時は、人それぞれで判断が異なるポイントといえるでしょう。走ったり加速したりして急いで通過することもあれば、止まる場合もあります。

判断に悩まないようにするためには、走行中の速度や後続車との車間距離など、あらゆる方面の認知が必要です。そのため、信号を通過する場面では、信号に差し掛かる前に前方・後方・側方・走行速度などをあらかじめチラッと確認しておくとよいでしょう。

【参考】道路交通法施行令 第二条

忘れがちな交通ルール②進路変更の合図(ウインカー)のタイミング

進路変更の合図(ウインカー)のタイミングは、運転中に悩むポイントのひとつです。

タイミングが早すぎると周囲の交通に勘違いされてしまい、合図が遅すぎると後続車の急ブレーキや急ハンドルを誘発したり追突されたりする可能性があります。また、合図を出さずに進路を変える危険な車両を見かけることもあるでしょう。

道路交通法施行令 第二十一条には、進路変更に伴う合図は進路を変えようとする時の3秒前のときと定められています。

3秒前と明記されていても、実際に3秒を計測したり逆算したりするのは難しいでしょう。そこで、ヒントとなるのがウインカーの点滅速度に関する法律です。

道路運送車両法の保安基準では、方向指示器(ウインカー)は毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するよう定められています。つまり、計算ではウインカーが3〜6回点滅すれば3秒ほど経過したことになりますが、車によって点滅速度が異なるため、あくまでも参考として覚えておくとよいでしょう。

進路変更のみならず合図は、自分の進路を周囲に知らせるのに有効な手段です。周囲を驚かせたり、自分が事故に巻き込まれないようにするためにも合図は適切に使いましょう。

【参考】道路交通法施行令 第二十一条
【参考】道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 〈第二節〉第137条

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