携帯電話の回線契約はプランに応じて月額料金が発生します。原則的には月々に使用できるデータ通信量が多いほど、月額料金が高くなりますが、最近はオンライン専用ブランドの登場などもあり、どの料金プランを選ぶか迷っているという人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、NTTドコモ(以下ドコモ)から提供されている料金プランを軸に、月額料金やデータ通信量を比較。あなたにぴったいのプランを探ってみます。
ドコモでは2つの料金プランを展開中
ドコモは、大容量プランの「5Gギガホ プレミア(ギガホ プレミア)」と、小容量プランの「5Gギガライト(ギガライト)」の2プランを主に展開中。データ通信をたくさん使う人は大容量、あまり使わない人は小容量といったように、わかりやすいラインアップになっています。
大容量プランの「5Gギガホ プレミア」は、データ通信が無制限で、月額料金が7315円。「みんなドコモ割」や「ドコモ光セット割」、「dカードお支払割」といった割引を適用すると4928円となります。さらに、月々のデータ使用量が3GB以下の場合は、1650円が自動的に割引となります。
通話料金は30秒あたり22円ですが、同一「ファミリー割引」グループ内の家族との通話は無料となります。音声オプションとして、「かけ放題オプション」が1870円、「5分通話無料オプション」が770円で追加できます。
また、5Gギガホ プレミアは、申し込みなしでもテザリングが無制限で行えるのが魅力。通信キャリアの中でも、テザリングが無制限なのは、ドコモと楽天モバイルのみの強みとなっています。
【参照】ドコモ/5Gギガホ プレミア
一方、小容量プランの「5Gギガライト」は、毎月1GB~7GBまでの料金プランとなっており、月額料金は使用したデータ通信量によって、3465円~6765円。各種割引を適用した場合、最安で2178円となります。
通話は30秒あたり22円で、同一「ファミリー割引」グループ内の家族との通話は無料。音声オプションも、「かけ放題オプション」が1870円、「5分通話無料オプション」が770円と、5Gギガホ プレミアと共通となります。
【参照】ドコモ/5G ギガライト
ドコモのオンライン専用プラン「ahamo」にはどんなプランがある?
ドコモのオンライン専用ブランドである「ahamo」は、基本料金が月々2970円で、20GBまで使用可能。さらに、5分以内の国内通話が何回でも無料(超過後22円/30秒)、追加料金なしで海外82の国と地域でのデータ通信も利用できます。
月々20GBでは足りないという人向けに、月々100GBまで使用できるようになる「大盛りオプション」も用意されています。基本料金に大盛りオプションを追加した場合は、月々4950円となります。
また、かけ放題オプションが1100円/月で利用できるのも魅力でしょう。
オンライン専用プランということもあり、基本料金やオプション料金は、「5Gギガホ プレミア」などよりも安価な傾向がありますが、みんなドコモ割やドコモ光セット割といった割引オプションは用意されていません。ただし、ファミリー割引を適用するためのグループの1回線して登録することは可能です。
また、オンライン専用プランではありますが、ドコモショップにて「ahamo WEBお申込みサポート」、「ahamo WEBお手続きサポート」を、それぞれ3300円で利用可能となっています。
【参照】ahamo/料金・データ量
【参照】ahamo/よくあるご質問
ドコモの「エコノミーMVNO」は3社から料金プランを提供中
ドコモが直接提供している料金プランではありませんが、MVNO事業者がドコモと営業提携することで、ドコモショップでの契約ができる「エコノミーMVNO」。執筆時点(2023年5月下旬)では、「OCNモバイルONE」、「トーンモバイル」、「LIBMO」の3つがラインアップされています。
各社それぞれがエコノミーMVNOとして料金プランを提供していますが、ドコモの料金プランとしては数が少ない、小容量プランを用意しているのが特徴。例えば、OCN モバイル ONEでは、月々500MB/550円から利用でき、支払い料金に応じてdポイントが獲得可能。月々の通信料支払いにdポイントを充当することもできます。
【参照】OCN モバイル ONE
自宅にWi-Fi環境が整っているなど、月々のデータ使用量は少なく済むという人であれば、エコノミーMVNOは十分選択肢になるでしょう。特に、ドコモの料金プランで割引の条件を満たせない場合は、5G ギガライトが若干割高になるので、できるだけ月額料金を抑えつつ、dポイントを獲得したいという人におすすめです。
※データは2023年5月下旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦