PR Tableとjinjerでは、採用広報に携わる人事・採用広報担当者および責任者111名を対象に、採用広報に必要なスキルについて共同調査を実施。結果をグラフや図表にまとめて発表した。
採用広報で最も重要なスキルは「コミュニケーション力」
採用広報活動を実施する上で必要となるスキル(要素)の重要度について、18要素と5つのスキルカテゴリに分類。回答者が選択した重要度の平均スコアをレーダーチャート化しした。
(1:まったく重要だと思わない、2:あまり重要だと思わない、3:どちらでもない、4:少し重要だと思う、5:かなり重要だと思う)
5つのカテゴリ毎に集計した平均スコアが最も高かったのは「戦略構築スキル(平均スコア4.37)」だった。
18のスキル項目におけるTOP3は「ステークホルダーを味方にするコミュニケーション力(平均スコア4.54)」「コンテンツの企画・構成力(平均スコア4.44)」「ブランド戦略の構築(平均スコア4.42)」という結果になっている。
上記項目以外に重要だと思うスキルとその理由(自由回答の一部)
・自社についての理解
・目指す未来に共感してもらえるプレゼンテーション能力
・応募者側の心理と採用者側の採用マネジメント力
・スキルだけに陥らず、等身大の会社を魅せられること
・継続する、やり切る力
・社会情勢のキャッチアップ
65%以上が採用広報を実践する上で「スキル不足」を実感
一方、採用広報を実践する上で必要なスキルについては「どちらかというと不足している」「かなり不足している」の合計が65%以上となり、多くの人事・採用広報担当者がスキル不足に課題を実感していることが明らかになった。
スキル取得目的で50%が「イベント・講座」へ参加している
採用広報に必要なスキルを身につけるために、75%以上が「書籍や記事を読む」、50%が「イベント・講座への参加」をしており、さらにスキル取得目的でYouTubeなどの「動画プラットフォーム」を視聴している人も45.3%いた。
スキル不足を補うために最も多いのは「専門人材の採用」
自身のスキルアップのみでは補えないスキル不足については、32.7%が「社外からスキルを持った専門人材の採用」、28%が「副業や業務委託の活用」をしており、24.3%が「社内のキャリアチェンジ」を選択した。
調査概要
調査主体/株式会社PR Table、jinjer株式会社
調査方法/インターネット調査
調査時期/2023年5月
有効回答/人事・採用広報に携わる担当者・責任者111名
関連情報
https://product.talent-book.jp/
構成/清水眞希