一生かけても使い切れないほどの大金が手に入ったら、あなたは何をするだろうか。「お金のために我慢していたことを全部やりたい」「家を買いたい」など、さまざまな希望が浮かんだことだろう。
そこで、ビズヒッツが運営するお金の使い方調査隊は、全国の男女500人に「一生かけても使い切れないお金の使い道」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめた。
一生かけても使い切きれないお金を手に入れたときの使い道1位は「旅行や趣味」
全国の男女500人に「一生かけても使い切れないお金を手に入れたときの使い道」を聞いたところ、1位は「旅行や趣味に使う(178人)」であった。
2位「マイホームを購入する(134人)」、3位「寄付・社会貢献する(133人)」、4位「贅沢して生活水準をあげる(91人)」と続く。
旅行や趣味など、「楽しみ」のために使うと答えた人が多数いた。「使いきれない大金を手にしたら、額を気にせず好きなことに使ってみたい」と考える人が多いようだ。
なお全体的には自分や家なお全体的には自分や家族のために使う人が多かったものの、「社会のために使いたい」と答えた人もかなりいた。
1位 旅行や趣味に使う
・日本中を旅行してみたい(23歳 男性)
・世界一周旅行です(33歳 女性)
・推しのコンサート全国制覇(45歳 女性)
旅行や趣味は、経済的理由で諦めたり優先順位を下げたりしがち。そのため「十分にお金があれば、思う存分趣味を楽しんだり旅行したりしたい」と考える人が多くなっているよう。
旅行については飛行機の座席をアップグレードしたり、高級ホテルに泊まったりして快適な時間を過ごせそうだ。
2位 マイホームを購入する
・一軒家を建てたい。庭に大きな桜の木を植えて、池を作りたい(24歳 女性)
・世界中に家を買う(35歳 女性)
・家と別荘を購入(50歳 男性)
「お金がたくさんあるなら、理想の家を建てたい・買いたい」と考える人も多数した。使いきれないくらいお金があるなら、国内外に複数の家を買い、季節や気分に合わせて移動することも可能だ。
持ち家・賃貸にこだわらず「引っ越したい」という人も多く(15人)、「お金があれば住環境を変えたい」と考えている人が多いとわかる。
3位 寄付・社会貢献する
・寄付をしたり、社会福祉施設を建てる(20歳 女性)
・一生かけて使えるくらいのお金を手元に残したら、残りを学術研究発展のため基金にして、若い研究者を育てたい(32歳 女性)
・全国大会へ出場できるよう、母校の部活を支援する(45歳 男性)
具体的には「動物の保護施設をつくる」「広大な土地を買って、自然を守る」「学術研究の発展に貢献する」「困っている人を助ける」など。自分のためだけに使うのではなく、社会貢献したいという志のある人が多いとわかった。
一生かけても使い切れないお金を手に入れたら幸せになると思う人は85.4%
続いて「一生かけても使い切れないお金を手に入れたら、幸せになると思いますか」と聞いたところ、「とても思う」「まあ思う」と答えた人が合わせて85.4%という結果に。
多くの人が「無尽蔵にお金があれば幸せになれる」と考えていることがわかる。お金がすべてではないと考える人もいるが、実際お金があれば解決できることや実現できることも多い。
では「幸せになれると思う理由」「幸せになれないと思う理由」について、具体的な回答をもとに紹介しよう。
幸せになれると思う理由
・今お金のない生活をしていて苦しいと感じているので、お金があれば解消されると思う(24歳 女性)
・お金がすべてではないものの、お金があれば貧乏よりは好きな生活ができるからです(38歳 男性)
・ストレスの原因である仕事をしなくてもよく、将来への不安もなくなるので幸せになると思います(43歳 女性)
・大抵のことはお金で解決できる(45歳 男性)
・生きるためにあくせくしてお金を稼ぐのではなく、みんなが幸せになるためにお金を使えるのは素晴らしいと思います(63歳 男性)
「お金の心配がなくなれば幸せ」「お金のために我慢しなくてよくなる」という回答が多く寄せられている。「お金がないこと」「お金のために働くこと」がストレスになっているため、お金があればストレスから解放されて幸せになれると考える人が多いようだ。
また、生活の心配がなくなったり物欲が満たされたりすることだけでなく、お金を使って人の役に立てることに幸せを見出している人が多かったのも印象的であった。
幸せになれると思わない理由
・仲の良かった友達など、周りの態度が変化して、いろいろと問題が出てきそうだと感じるから(22歳 女性)
・最初は幸せを感じると思うけど、時間が経つにつれて当たり前のようになって、何にお金を使っても楽しめなくなったり金銭感覚が狂ったりしそう(25歳 男性)
・常に狙われている恐怖を感じそうだから(38歳 女性)
・今お金持ちとは言えないけれど、天気が良いと「幸せだな」と思うなど、小さな幸せが身に染みている。そのため「お金があったら幸せだろうな」とはあまり思わない(40歳 女性)
・お金以外にも健康ややりがいなど、幸せになるために必要なもの・ことがあると思うから(44歳 女性)
「人間関係が変化しそう」「お金だけで幸せになれるわけではない」といった回答が寄せられている。お金があっても不幸な人が周りにいるという体験談もあった。
「家族や友人との関係」「仕事のやりがいや充実感」など重視している人は、お金があれば幸せになれるという考えに懐疑的なのかもしれない。「お金のストレスはなくなると思うけれど、幸せかと聞かれたらわからない」といった意見もあった。
「お金があって健康で人間関係にも恵まれている」というパーフェクトな人生は存在しないと考える人もいるようだ。
調査概要
調査対象:全国の男女
調査期間:2023年4月4日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性353人/男性147人)
回答者の年代:10代 0.2%/20代 17.8%/30代 35.4%/40代 28.2%/50代 15.4%/60代以上 3.0%
関連情報:https://ebookspider.co.jp/tukaikirenaihodonookane/
構成/Ara