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日常生活でタイパを意識したい時間TOP3、3位掃除、2位料理、1位は?

2023.06.21

セイコーグループ(以下セイコー) は、6月10日の「時の記念日」にちなみ、生活者に時間についての意識や実態を探る調査を2017年から実施。毎年「セイコー時間白書」として発表している。

今回は日本人の時間に対する意識・価値観に関する変化や多様性を考察するため、「日常」と「人生」における時間の使い方・捉え方について調査を行なった。

本稿では、その中から「日常の時間の使い方(タイムパフォーマンス実態)」についてお伝えしていく。

日常生活のさまざまなシーンで約9割が「タイパを重視」

全体の87.4%がタイパを重視する時間が「ある」と答え、具体的には「睡眠」(39.3%)、「料理」(37.0%)、「掃除」 (34.2%)、「買い物」(34.2%)が上位に挙げられている。

これをカテゴリー別に見ると、「日常(食事・睡眠など)」(61.2%)、 「家事・育児」(55.0%)、「趣味・コンテンツ消費」(47.8%)が高く、「仕事」(29.7%)が最も低くなっている。

タイパ重視で生まれた時間の使い道、1位は「睡眠」

タイパを重視する時間があると答えた人に、タイパを重視して生まれた時間で何をするのか聞いた。

すると、「睡眠」 (54.4%)、「動画視聴」(40.1%)、「家族とのコミュニケーション」(33.1%)の順となった[図2]。

図1のとおり「睡眠」はタイパを重視する時間でも1位。睡眠のタイパを意識するだけでなく、そこで生まれた時間も睡眠に充てたいようだ。

また、自由回答からは、「睡眠のタイパを高める」ための工夫も寄せられた。単純に睡眠時間を削るだけではなく、睡眠時間 の確保や睡眠の質のアップに努めることで、他のタスクの効率やパフォーマンスを高めることにもつながっていると考えられる。

タイパ重視の現代人、約7割がツールやライフハックを活用

図1でタイパを重視する時間があると 答えた1049人にタイパを高めるために利用しているツールについて聞いた。

すると69.1%が何らかのツールやライフハックを活用していると答え、「冷凍食品」(23.6%)や「オンライン決済」 (22.9%)を利用する人が多くみられた。

家事や買い物などさまざまな場面で、ツールやライフハックを活用してタイパを高めていることがわかる。

年代による違いも出ており、10代は 「SNSの情報アカウント」(13.1%)を使う 人が多く、30代と50代は「食洗機」を活 用する割合が高くなっている[図3]。

「ながら見」「まとめサイト活用」は6割が実践

コンテンツ消費のシーンで、タイムパフォーマンスを高めるためにどんな行動が取られているか、詳しく調べた。

「ほかのタスクと並行して「ながら見」をすることがある」(65.7%)、「調べ物をするときにまとめサイトを活用する」(61.6%) と答えた人は6割を超え、多くの人が実践している。

一方、「本を読んだり映画を観たりする前に結末を調べる」 (33.8%)、「曲のイントロを飛ばす」(24.0%)といった時間を早送りする行為は実践率が低い。

それぞれ年代別に見ると、10代・20代の若い世代で実践している割合が高く、40代以降では低い傾向にあるようだ[図4]。

タイパを重視する目的は「効率的な情報収集」「無駄を省く」

タイパを重視すると答えた人に、重視する目的を聞いた。

すると、「効率よく情報を得たいから」 (57.4%)、「無駄なことに時間を割きたくないから」 (57.3%)が上位にランクイン。

年代別で見ると、 10代・20代は「効率よく」、50代・60代は「無駄を省く」 を重視する傾向が見られた。

また、効率や無駄だけでなく、全体の4割が「空いた 時間・作った時間でやりたいことがあるから」(43.9%) と答えている。

年代別に見てもあまり差がなく、やり たいことをするためにタイパを重視する、という時間の 使い方が実践されているようだ[図5]。

このことから「時短」や「時間の効率化」そのものを目的とするのではなく、効率化により生まれた時間を有効活用し、豊かな時間を 過ごすためにタイパを重視する人も多いことがわかる。

約8割が「何もしない時間は必要」と回答

全員に時間の使い方の意識について改めて聞いた [図6]。

まず、何もしない時間は必要か/不必要かと聞くと、78.4% が「必要だと思う」と答えている。

また、タイパが最重要課題である/タイパよりも大切なものがあるどちらの考えに近いかと聞くと、48.2%が「タイパよりも 何もしない時間は 大切なものがある」と答え、「タイパが最重要課題」と答えた 必要人は19.4%だった。

つまり現代人はタイパを重視してはいるものの、何事においてもタイパを最優先するわけではないようだ。

時間効率を意識 して行動することもあれば、時間を忘れて過ごすことも大切、 そんなメリハリのある時間の使い方が志向されているのかもしれない。

若い世代を中心に時間の使い方にもメリハリがみられる

次に時間の使い方や行動について聞くと、70.1%が「じっくりと考え事をするのが好き」、73.3%が「映画やドラマなどは 飛ばさずに最初から最後まで観る」と答えており、どの世代でも共通して高くなっている。

一方、「時間を気にせずに 没頭できる趣味がある」は10代が77.0%、「目的もなく雑談をするのが好き」も10代が72.0%と、全体に比べて10代が高い傾向にある。

また、「好きなお店に並ぶ時間は気にならない」は10代では70.0%と高いものの、年代が上がるとともに少なくなってい[図7]。

効率を重視して(図5)、ながら見などのタイパ重視行動をとる(図4)若い世代が、好きなことには徹底して時間をかけるとい う傾向が見られた。メリハリのある時間の使い方をしているようだ。

「セイコー時間白書2023」全文はこちらから。
https://www.seiko.co.jp/timewhitepaper/2023/detail.html

調査概要
実施時期/2023年4月27日(木)~5月8日(月)
調査手法/インターネット調査
調査対象/全国の10~60代の男女1,200人 (男女各600人 各年代別に男女各100人ずつ 10代は15歳以上)
調査委託先/マクロミル

関連情報
https://www.seiko.co.jp

構成/清水眞希

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