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毎月20GB利用可能で国内通話は5分まで無料!月額2190円で使えるHISモバイルの〝打倒ahamo〟プランは本当に得なのか?

2023.06.11

格安SIMを提供するMVNOの「HISモバイル」は、20GB、50GBの新料金プラン、海外渡航向けの「Trip SIM」を発表。特に20GBプラン「自由自在スーパープラン」は、〝対ahamo〟を色濃く打ち出した、コスパに優れた料金プランになっています。

HISモバイル代表取締役社長の猪腰英知氏は、「これまでの料金プランは、ahamoと比較すると比較しにくく、差分も少なかった」と振り返り、新たに〝真似できないコスパ〟を実現したと話します。では、HISモバイルの新料金プランについて、詳細を見ていきましょう。

月々20GB/2190円で5分無料通話もついてくるHISモバイルの「自由自在スーパープラン」

「自由自在スーパープラン」は、20GB、50GBの2種類から選べる新料金プラン。月額はそれぞれ2190円、5990円で、5分以内の国内通話が無料となります。また、HISモバイルの魅力の1つでもある、5分超過後の通話料金は9円/30秒、データチャージ200円/1GBという安さは健在なので、通話をメインに使用するという人にもおすすめです。

また、HISモバイルとしては初となる5G通信にも対応。SIMの種類はSIMカード、eSIMのどちらかを選択可能で、使用するのはドコモ回線となります。

これまでHISモバイルでは、小容量から中容量で選べる料金プランを「自由自在290プラン」とひとまとめでしたが、今回、中容量域(20GB、50GB)が別の料金プランとして飛び出し、自由自在290プランは1GB、3GB、7GBの小容量プランへと変更。なお、小容量プランでも新たに5G通信に対応しています。

猪腰氏は、「他社比較で20GBのデータ通信量と国内通話5分間無料を合わせると、お得になっていることがわかってもらえる」と自信をうかがわせています。実際、ほぼ同じ建付けのahamoは、月額2970円、5分超過後の通話料金は22円/30秒、データチャージ1GB/550円となっており、HISモバイルのコスパの良さは顕著。ドコモ回線を使用していることからも、〝ジェネリックahamo〟とでもいえそうです。

ahamoはドコモ直属のオンラインブランドということもあり、通信品質の良さに分があると考えられますが、HISモバイルも同じくドコモ回線を利用しているため、通信エリアなどに極端な差はないはず。ドコモを含む通信キャリアのメインブランドからMNPする際、キャリアメールの持ち運びサービスを利用しても、プラス330円で済むため、自由自在スーパープランのほうがお得な計算になります。

20GBの料金プランとなると、ahamoのほかに、先日発表された楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」も競合サービスと考えられます。こちらは3GB~20GBだと月額2178円、20GB超過後は無制限で3278円であるため、ひと月に使用するデータ通信量が20GB前後のユーザーにとっては、Rakuten最強プランのほうが魅力的に映るかもしれません。

Rakuten最強プラン

楽天モバイルとの競争については、「通信品質、つながりやすさで言えば、(ドコモ回線を利用している)HISモバイルに分があると思っている」(猪腰氏)とのこと。実際、楽天モバイルは都市部でのKDDIローミングを再開していますが、4Gネットワークの800MHz帯のみのため、ローミングエリアではあまり速度が出ないといった話もあり、安定感という意味ではまだまだ時間がかかる印象。安さと品質の両方を程よくカバーできていることこそ、自由自在スーパープランの魅力といえるかもしれません。

また、MVNOをよく知らない人にも、広く普及していき、大手キャリアと競争していくために、イメージキャラクターとしてタレントのコロッケ氏が就任しています。

全世界120か国以上で使える「Trip SIM」

海外渡航者向けのSIMサービスとして新たに登場したのが、「Trip SIM」。新型コロナ感染拡大の影響で減っていた海外旅行や出張が、ここ最近は急増していることを受け、HISグループとして、旅行の際の通信をサポートするための新サービスとのことです。実際、日本政府観光局の発表によると、2023年4月の出国日本人数は2019年同月比で33.6%増、1年前の4倍以上となっており、海外へ出向く人が増えていることがわかります。

Trip SIMは、全世界120か国以上で利用でき、SIMカード、eSIMのどちらかを選択可能(SIMカードの提供は7月上旬予定)。インターネット環境があれば、海外に到着した後に購入することもできます。

料金は1GB/日で429円~となっており、契約日数が長いほど、1日当たりの料金が安くなるように設計されています。海外では、何気なく通信サービスを使用していると、思わぬ高額請求につながることがあるため、Trip SIMのように、事前に格安で使用できるサービスに申し込んでおくがおすすめ。Trip SIMは、数タップで簡単に契約できるようになっているとのことで、海外旅行慣れしていない人、通信サービスにあまり詳しくない人でも気軽に利用することができます。

対通信キャリアに乗り出したHISモバイル! 独自の〝財産〟を活用したサービス展開にも期待

これまでの大手通信キャリアのサービスと比較しにくく、特色がつかみにくかった料金プランから、建付けをahamoとほぼ横並びにすることで、わかりやすく優位性をアピールしてきたHISモバイル。少しでも通信料金を抑えたいという人には、ぜひ検討してほしい料金プランとなっています。

また、コロナ禍も落ち着き、渡航者が増えている昨今の情勢を踏まえ、旅行代理店という、ある意味〝本業〟と通信サービスをどのようかけ合わせるのかにも注目。猪腰氏も、「ようやく旅行が増えてきたので、HISとして旅行とSIMをうまく組み合わせていきたい」と話しており、行動範囲が回復してきた、アフターコロナのサービスにも期待が持てます。

取材・文/佐藤文彦

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