スマートフォンのカメラ性能は年々向上しており、多くの人が手軽にきれいな写真を撮影できるようになりました。特にiPhoneシリーズは、機械学習やAIの力を活用することで、時には、目で見るよりも鮮やかな写真が撮影できるほどです。
iPhoneユーザーの多くは、カメラアプリで写真や動画の撮影をした経験があるはず。しかし、カメラアプリでは、通常撮影以外にもさまざまな撮影方法が楽しめます。
本記事では、そんなiPhoneのカメラ機能の中から、「タイムラプス」という機能の使い方や、撮影時のちょっとしたコツを紹介していきます。
目次
iPhoneで撮影できる「タイムラプス」動画とは
タイムラプスとは、一定間隔で撮影した複数の静止画を、連続で表示する撮影方法。イメージとしては〝パラパラ漫画〟に近く、1秒あたりに撮影されるコマ数(静止画の枚数)が多いほど、なめらかな動画になります。
タイムラプスは、「Time(時間)」と「Lapse(経過)」をつないだ言葉で、日本語では「低速度撮影」「微速度撮影」とも呼ばれています。
iPhoneのカメラアプリでタイムラプス動画を撮影する方法
では、iPhoneのカメラアプリを使って、タイムラプス動画を撮影する方法を見ていきましょう。今回は、iOS 16.5を搭載したiPhone 14 Proを使用して紹介していきます。
カメラアプリを開き、「写真」モードから左にスライドしていくと、「タイムラプス」モードがあります。
タイムラプス動画を撮影するには、シャッターボタンをワンタップするのみ。任意のタイミングで、再度シャッターボタンをタップすれば、タイムラプス動画が保存されます。
iPhoneのタイムラプス動画はどれくらいの時間撮影できるの? 再生速度は変更できる?
iPhoneのタイムラプス撮影は、基本的に撮影できる時間の上限がありません。ただし、バッテリー残量やストレージ容量、本体の発熱によって、動画の撮影が止まることもあるでしょう。
なお、iPhoneのタイムラプス撮影の場合、撮影時間に応じて、完成する動画の再生時間は自動的に調整されます。撮影時間と、完成動画の長さの目安は下記の通りです。
撮影時間:動画の長さ
1分:約4秒
3分:約12秒
5分:約20秒
10分:約20秒
30分以上:約30秒
iPhoneの標準カメラアプリでは、撮影時間に対する動画の長さを自身で調整することができないので、30秒以上のタイムラプス動画を撮影したい場合には、別のアプリを使用するといった工夫が必要になります。
iPhoneを使ってタイムラプス動画を撮影するときに押さえておきたいポイントは?
iPhoneでタイムラプス動画を撮影する際、動画のクオリティを上げるためには、できるだけ本体がぶれないように気を付けましょう。一定の間隔で静止画をつなぎ合わせるという動画の性質上、撮影時のぶれが大きく影響します。
iPhoneを定点カメラのように設置して、タイムラプス動画を撮影する場合は、三脚に設置するのがおすすめ。安価なものであれば、100円ショップなどからも購入できるので、探してみてください。
また、動きのあるタイムラプス動画を撮影する場合は、ジンバルといった手ぶれを軽減できる製品を使うのがおすすめです。
そのほか、タイムラプスはある程度長い時間動画を撮影し続けることになるので、事前にiPhoneの充電を忘れないように気を付けましょう。撮影した動画が保存できていなかった、といったことが起こらないよう、ストレージ容量にもある程度気を配っておく必要があります。
【参考】KDDIトビラ|iPhoneで『タイムラプス』撮影! 上手な撮影方法やコツ、SNSで人気の撮影シーンを紹介
【参考】楽天モバイル|タイムラプスとは?スマートフォンでの動画撮影方法や上手に撮るコツをご紹介!
※データは2023年5月下旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦