仕事をするとお腹が空く。働く人にとってお昼は貴重なリフレッシュタイムだ。では実際ビジネスパーソンはどのような昼休憩をとれているのだろうか。
アサヒグループ食品は、働いている20代~50代の男女800人を対象に、「働く人のお昼休憩に関する実態調査」を実施し、調査結果をまとめた。
指定された昼の休憩時間を十分に取れていない人は56.3%で、推計2,900万人!?
『出社日・リモートワーク日それぞれで、仕事中に指定された昼の休憩時間を十分に取ることができていますか?(単一回答、N=800)』と聞いたところ、56.3%が「(出社日・リモートワーク日いずれかでも)十分に休憩を取れていない日がある」と回答。その数は、推計2,900万人※1に上ることが明らかになった。
さらに、休憩が十分に取れていない人のその頻度(単一回答、n=450)は、「週に1-2日程度(33.6%)」、「週に3-4日程度(25.8%)」、「月に1-2日程度(23.6%)」、「週に5日以上(17.1%)」という結果に。
※1 20-59歳の就業者人口51,620,000人×取れていない割合0.563=休憩を取れていない推計人口29,062,060人。20-59歳の就業者人口51,620,000人は「総務省統計局|労働力調査_長期時系列データ_年齢階級(5歳階級)別就業者数及び就業率」の20-59歳の就業者人口を参照。
昼の休憩時間を十分に取れていないと回答した人を対象に、『実質的な昼の休憩時間※2』と『取りたいと思う昼の休憩時間(最低でも何分必要だと思いますか?)』 (数値回答、n=450)をそれぞれ聞いたところ、実質的な昼の休憩時間の平均値は「44.3分」であった。
一方で、取りたいと思う昼の休憩時間の平均値は「63.1分」で、理想の昼休憩時間まで「18.8分」不足していることが判明。また、実質的な休憩時間が「15分未満」の人が9.8%を占めていることも明らかに。
※2 実質的な休憩時間:仕事のこと(メールの確認や返信、情報収集など)を一切行なっていない時間
『普段、仕事の日にランチを食べていますか?(単一回答、N=800)』と聞いたところ、22.9%が「ランチを食べない日がある(時々食べない日がある:14.8%、食べていない:8.1%)」と回答した。
ランチを食べない理由として、1位「仕事が忙しくて食べる時間がないから(39.9%)」、2位「節約のために食費を抑えたいから(17.5%)」、3位「食べると眠たくなるから(15.3%)」が多い結果となった一方、「好きなことをする時間に使いたいから(13.7%)」との回答も。
また、『出社日のランチで、最も重視すること(単一回答、N=800)』を聞いたところ、多い順に「時間がかからないこと(27.6%)」、「コスパが良いこと(25.8%)」、「おいしいこと(13.0%)」となり、「栄養バランスが良いこと(10.1%)」や「カロリーや糖質が低いこと(1.6%)」など、食べる内容に関する項目も一定数の票があった。