小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

先進機能満載で479万円!直線的なデザインがクールなヒョンデの電動ハッチバック「IONIQ 5」

2023.06.11

国内メーカーにはない細やかな気配りも

 試乗したのは、シリーズ最上級の「ラウンジAWD」。車両本体価格はベースモデルが479万円~、試乗車は最も高額で589万円~となっている。ボディーサイズを考えると国産車、輸入車のEVの中でも低価格帯に属する。もちろん安全、先進、安心の技術はほとんど標準装備されている。

 コラムの右にある電動式シフトダイヤルでDレンジを選択する。ドライブモードはエコ/ノーマル/スポーツ/スノーの4ポジション。ノーマルを選択して走り出す。国産車と同じ右コラムから生えているウインカーレバーを右に出す。同時に、メーター内の右端に円形の画面が表示された。これが右後方の視界を写し出している。

この表示がとても見やすくて便利だった。左方向のウインカーを出すとメーターパネルの左に円形の画像が写し出される。こうしたアイデアもヒョンデの先進技術の証し。国産EVはまだかなわない実力の持ち主だ。

 ヒューンというモーターや駆動系の音もなくスタート、充電量は98%で、可能走行距離は492km。カタログでは100%充電で577kmが走行可能距離だ。ここで気にしたいのは、走行可能距離より、どのくらい充電されているかだ。というのも走行可能距離というのは、走り方や装備の使い方で変化する。それより大事なのは、電池にどのくらい、電気が残っているかだ。

 Dレンジ、ノーマルモードでの走りは、かなり軽快で俊敏。0→100kmh加速を測ってみると5秒台前半をたたき出した。実用SUVとしてはかなり速いほうに属する。操舵力は全速度域で重め。切り込んだ時の抵抗も強めだ。

 乗り心地は全域で硬め。これはノーマル/スポーツ/エコの各モードでも変わりはなかった。ちなみにタイヤは、ミシュランの「パイロットスポーツEV」255/45R20を装着していた。EVという名称は付いているが、基本的に乗り心地よりもハンドリングを重視したスポーツタイヤだ。おそらく「プレマシー」などに代えれば、日常使いには良いと思われる。

 充電に関してだが、走行中はパドルシフトで回生量をコントロールできる。充電に関連していることだが、「IONIQ 5」の前席は両方ともにフルリクライニングに加えて、オットマンも備わっている。運転席側にもオットマンを装備しているクルマは珍しいと思い、開発者に聞いたところ、充電中に運転者が運転席でリラックスできるように装備した、という解答だった。「IONIQ 5」の急速充電中の過ごし方だ。

 後席も床はフラットで、リクライニング機構もあり、リラックスできる。ラゲッジスペースもリアだけでなく、フロントにもビジネスアタッシュなら収まるスペースが設けられている。

 先進性を感じさせる内外装、鋭い加速、お値打ち感のある価格設定。ヒョンデのミドルサイズEVは、今、お買い得のEVの1台といってもいいだろう。

■関連情報
https://www.hyundai.com/jp/ioniq5

文/石川真禧照(自動車生活探険家) 撮影/萩原文博

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年5月16日(木) 発売

新NISAで狙え!DIME最新号は「急成長企業55」、次のNVIDIAはどこだ!?

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。